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小説「
EP.6-10 Ensemble 10
」を編集します。
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作者名
麻疹騙り
タイトル
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内容
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歌い終わった僕らを、観客の大きな拍手が包む。 「ありがとうございましたー!」 大盛況のうちに、ライブは終了した。 あの時……緑さんと出会ったときの思い出と、交差していく――――――― 「ありがとね、今日」 ライブの後片付けをしながら、緑さんが僕に言ってきた。 「い……いえ。僕の方こそ、ありがとうございます。あんなに綺麗な歌をつけていただいて」 「ううん、縁くんの詞が良かったんだよ、あれは!」 てきぱきと手を動かしながらも、僕と目を合わせて、世界一の笑顔を見せてくれる。 「いやあ……」 「よし、出来た」 片付けを終えた緑さんが、ギターケースを背負って立ち上がる。 「お待たせ。行こっか」 緑さんはそう言うと、僕の目の前に手を差し伸べてきた。 白くてか細い左手。 「はい」 その手を取って、僕らは歩き始める。 いつか街を案内してもらった時も、こうやって手をつなぎながら歩いたっけ。 「どうだった?ライブ」 「すごく、楽しかったです。最後の日に、あんなに楽しい思い出ができるなんて」 元の姿に戻った時に、どうなるのかはまだ分からないけれど…… きっとこの思い出は、一生忘れることはできないだろう。 「……そういえば、縁くん、どこへ向かってるの?」 何となく、ただ何となく歩いていたのだが、体が無意識にある場所へ向かっていた。 「僕が人間として、初めて地上に降り立った場所です」
投稿者コメント
第6章終了です!次回遂に最終章! (やっと暗黒時代=ネタ本編に書かれてない部分が終わる…!) 次章からようやくネタ本編に戻ってきます。(笑) あ、あと、遅ればせながらトップページの プロフィールを作りました。 メッセージとかも全然受けるので、よかったら覗いてやってください。
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