☆
はじめにお読み下さい
☆
小説に戻る
☆
最近のコメント・評価
☆
キーワード検索
☆
設定
☆
メインページに戻る
☆
サイトトップに戻る
小説「
おまけ:初めての日の学校
」を編集します。
* 印は必須項目です。
パスワード
*
新規投稿時に入力したパスワードを入力してください。
作者名
ミズクレ
タイトル
*
内容
*
リース「ここが学校…」 ワンダーランドにあるワンダースクール。 ここに今日からリースとエリーシャとミアとミーシャは5年間通うことになる。 7歳になった子は大人になる12歳まで学校で勉強することを義務付けられている。 アリス達の王女4人もそれは例外ではなく、親元を誰にも一切公開しない(ていうか したらアリスの職に響いてしまうので素性を隠して)約束で学校に入れた。 ミーシャ以外の3人は最初は嫌がってたが、リースはアリスの脅しで、 エリーシャはエリスの計らい、ミアはミーシャ達も行くと聞いて行くと決めた。 アリス「そうだよ、皆一緒のクラスにしてくれるように話はしておいたけど…」 4人一緒じゃないと嫌だと全員が言ったので話はしてみたが、なんとか してくれるらしい。 アリス「じゃあまた後でね」 エリス「皆、しっかりするんですのよ。まあみんな大丈夫でしょうけど」 皆一人一人なにかしらの天才的な実力を備わっている。 エリスの思っている通り、圧倒的な実力をみせることになるのはもう少し後の話。 リース「うっ…まま…」 エリーシャ「リース、わたくしやミアさん、ミーシャさんも付いてますわ。 落ち着いて」 ミア「そーだよ!帰ったらいっぱいままにぎゅーってするの!」 ミーシャ「そうですよ。…で、どこにいけばいいんでしょうか」 リース「さっきままがくれた紙に書いてないかな?」 紙を見ながら学校内を歩いていく。 運動場をふと見ると自分達と同じぐらいの子供達が走り回っていたり、 魔法を放っていたりしている。 ミーシャ「どうやらここみたいですね」 4人が教室の中に入る。 教室の中には既に授業が始まっていて、アリス達より年上な人がこっちにやってくる。 「新入生ですか?」 4人がうなずくと、その人は授業を止める 「はい皆さん、今日から皆と勉強をする4人です!順番に自己紹介をしてくださいね」 リース「リースって言います!絵を描くのが大好きなの!」 さっきまでを振り切り、笑顔で話す。 エリーシャ「エリーシャですわ、好きなのは本を読むことですの」 ミア「ミアです!好きなのは…料理すること!」 ミーシャ「ミーシャです、えっと…魔法が得意です」 4人が自己紹介を終えると拍手が飛び交う。 「では4人はあそこの席に座ってください」 4人が通されたのは廊下側の一番奥の4席。 固まった席にしてほしいとのアリスの願いだ。 4人が席に座ると授業が再開する。 「では授業を再び始めますよ、この魔法は…」 …… エリーシャ「ふああ、眠かったですわ…」 リースとミアはそれなりにふんふんと聞いていたが、 既に別次元の勉強をしてるエリーシャとミーシャは聞いてても何も面白くなかった。 ミーシャ「そうですね、魔術書持ってこればよかったですね」 リース「ねえミアちゃんさっきの分かった?」 ミア「うーん…あんまり…」 逆に勉強苦手の2人にとっては興味あった授業ではあったのだが、なにせよく分からない。 エリーシャ「次は調理実習みたいですわね。ミアさんの出番ですわね」 ミア「え!?本当!?私の実力をみせてあげないと!」 4人は調理室に向かっていくみんなについていく。 「リースちゃんたちはあっちだよ」 クラスメイトの人に教えてもらい、調理台に立つ。 「では各自で好きなものを作ってみてください」 皆がそれぞれにわいわいしながら作っていく。 ミア「私に任せて!」 どこからか持ってきたマイ包丁とフライパン、まな板を取り出し、他を圧倒させる動きで 調理をしていく。 「え、なにあのはやさ」 「てきぱきすぎる」 「ミアちゃんすごーい!」 途中からクラスのみんながミアの調理を見るのに夢中になっていた。 ミア「はい、出来た!」 そして気が付けば全員分の料理を作り上げていた。その時間僅か20分。 「味見しますね」 先生がミアの料理に口をつける。 「…ミアさん、どうやってこんなに美味しく?」 ミア「ふふん、料理のお勉強はいっぱいしたもん!」 ミアの料理は皆大絶賛だった。 中には母が作ったものよりおいしいという子供まで。 リース「ミアちゃんすごい!」 ミア「料理なら負ける気がしないよ!」 エリーシャ「相変わらずとてもおいしいですわ」 ミーシャ「さすがミアですね、とてもおいしいですよ」 いつの間にか調理実習がミアの料理試食会となっていた。 …… 「はー、ミアちゃんの料理は美味しかったなあ…」 「また食べたいなあ」 クラスメイトの話題が専らミアの料理のことになっていた。 食べた先生も感動して職員室までミアの料理のことで話題になったんだとか。 ミーシャ「次は外で魔法訓練みたいですね」 エリーシャ「ふむ。ミーシャ付き合ってほしいですわ」 ミーシャ「ええ、勿論」 ミア「じゃあミアはリースちゃんと!」 リース「いいよー!」 「ちょっとまてよ」 後ろから男4人組がやってくる。 リース「エリーシャ、おねがい」 エリーシャ「わたくし達になにかようで?」 エリーシャの右手からこれでもかと言わんばかりに魔力をあふれ出る。 エリーシャ「そこをどいてくださいまし。どかないなら容赦はしませんわ」 「下級生がなにを…!! いけ!」 3人がまとめてエリーシャに襲い掛かってくる。 エリーシャ「…はあ、これだからエリスお母様のところで勉強がしたいんですわよ」 指をパチンと鳴らすと床から氷が噴き出す。 「ひ、ひい!!」 襲い掛かっていた3人はカチカチに氷漬けになっている。 エリーシャ「もう1回だけ言ってあげますわ。どきなさい」 「は、はい…」 エリーシャの魔法をみて怖気ついて逃げていった。 エリーシャ「さ、行きますわよ」 …… 「好きな相手と組んで魔法を出す特訓をしよう」 今度は熱血的な先生だ、さっそくあっちこっちで熱血的な指導が入る。 エリーシャ「さ、始めますわよ」 ミーシャ「エリーシャさんとは1回やってみかったんです…!」 そして2人はその場から動かない。 「こらー!そこなにしている!」 とその言葉がスタート合図だった。 2人の魔力がいきなりあふれ出したかと思うと、お互いに魔法を放った。 エリーシャ「せい!」 ミーシャ「はい!」 2人の魔法はそこらへんの生徒、いや学校内全員の魔法よりも圧倒的な威力を誇っていた。 2人の魔法がぶつかると暴風が起き、一部の人が吹き飛ばされる。 「な、なんだあの魔法!?」 「あの2人らしいぞ! 今年の新入生は化け物か!?」 そしてそれはほかの人にも伝わっていき、たまたまそれを教室から見てた人が喋ったこともあり。 数分も立たずして全生徒が授業をすっぽかして2人の様子を見ていた。 ミーシャ「えーい!」 無数の小さな雷が一斉にエリーシャに降りかかってくる。 「これぐらいの雷なr−!?」 流れ弾に当たった1人の生徒がミーシャの威力を舐めてなにもしなかった所、そのまま倒れてしまった。 「お、おい大丈夫か!?誰か保健室に!」 回りにいた人が凍り付く。ミーシャの雷の威力は相当な威力ある。 その威力の魔法が無数となってエリーシャに向かっているのだ。 エリーシャ「…」 エリーシャは何もせず、ただその場に立っていた。 「お、おいあいつなにもしないつもりか!?」 「このままじゃあいつみたいに運ばれるぞ!」 「ていうか、先生達はどうしたの?」 「あそこで見てるよ。まあ誰1人止めれる人いないから見るしかないんだろうね」 エリーシャ「…せい!」 片手。ただ片手だけを前に突き出したかと思うとミーシャの放った雷を全て受け止める。 エリーシャ「喰らいなさい!」 そしてその雷を1か所にまとめてミーシャに返す。 「お、おい…」 「なんだ…あれは…」 ミーシャ「さすがですね、エリーシャさん!」 薄く防御魔法を張る。これは生徒達の物よりも圧倒的に薄い。 「あんなに薄くて大丈夫なのか?」 そんな心配はミーシャは不要だった。 絶大の大きさの雷がミーシャに降りかかる。 直撃。3人除いてミーシャは倒れたと思っていた。 そして煙が収まると、ミーシャの姿がない。 「!?」 「おい、いなくなったぞ!?」 「先生あれはどういう魔法なんですか!?」 「私にも…分からない…」 全生徒がどよめくなか、エリーシャは一人見切っていた。 エリーシャ「そこですの」 そこに向けて黒き竜を出す。 本当はレーザーでよかったのだが、レーザーは使用しちゃだめと母達に言われてしまった。 「あれは黒魔法…!?」 「黒魔法って確かここでは覚えてる人は1人もいないあの…!?」 黒魔法を習う人はワンダーランドどころか表世界では1人もいない。 そしてその黒き竜が走っていく。 ミーシャ「…流石ですね」 突然ミーシャが出てきたかと思うと同じく黒魔法を出して竜を消す。 「あっちも黒魔法を…!?」 そして、授業終了のチャイムが鳴る。 エリーシャ「どうやら終わりみたいですわね」 ミーシャ「みたいですね、手合わせしていただいてありがとうね、エリーシャ」 エリーシャ「こちらこそ感謝しますわ」 と、ここで2人がやっと回りの状況に気づく。 エリーシャ「…なんですのこの人だかり」 ミーシャ「すごい人でいっぱいですね… そんなに派手にやったつもりはないんですけど…」 リース「途中からみんなここにきたの!皆すごく驚いてたよ」 ミア「うんうん。私達にとっては日常茶飯事なんだけどね」 3限が終わり、本当なら大放課の時間なのだが、2人は休む時間もなく人に取り囲まれるこ とになった。 …… 4限は美術。好きな絵を描いていいとのことだった。 エリーシャ「…疲れましたわ…」 ミーシャ「…ですね…」 20分のも間みんなから質問責め。 どうしたらあんな魔法が使えるだの、 そもそもレベルが違いすぎるだの、色々な質問が飛び交った。 中には無謀な挑戦者もいたが、手加減してもみんなから恐れ入られた。 リース「ねえどんな絵を描けばいいのかな?」 ミア「うーん、エリーシャちゃんとミーシャちゃんが癒されるような絵がいいかな?」 リース「じゃあ、ままの絵でも描くね!」 目にも止まらない速さで絵を描いていく。 そしてそれを実現化させる。エリスとミラー黒アリスの絵だ。 エリーシャ「エリスお母様…!?」 実現したエリスの絵はにこっとするとそのまま消えていく。 リース「どう?癒された?」 エリーシャ「…ええ、とても」 ミーシャ「黒アリスお母様を見れて私も癒されました」 「え、なに今のすごくね」 「リースちゃんこれも描いて描いて!」 とクラスメイトの女子からネコのぬいぐるみを渡される。 リース「いいよー!」 凄い筆さばきであっという間にかきあげると、それを実現化させる。 「すごーい!!ありがと!!」 「リースちゃんこれもこれも!」 またしてもクラス内は盛り上がりを見せることになったのだ。 …… 昼休憩はお弁当を食べる時間。 給食か弁当の選択式だが、大抵の人はこっちの方が安いからと給食を選ぶ。 4人の場合は母達が作った弁当を食べるわけ…なのだが… 「給食あまりおいしくない…」 「2時間目にあんな美味しい料理食べたら…ねえ」 「ねえミアちゃんまた作ってよ!」 「こら、ちゃんと食べなさい!!」 2時間目の調理実習のミアの料理が絶品すぎて給食が減っていかない。 ミア「ちょっと悪いことしちゃったかな…」 ミーシャ「気にすることはありませんよ、ほら食べましょ?」 鏡母の2人が作った弁当はオムライス。 ある程度時間が経っても卵を切ると黄身があふれ出てくる。 ミア「ままの料理おいしい!」 ミーシャ「ええ、とてもおいしいですわ」 リース「こっちはサンドイッチだね!どれもおいしいね!」 エリーシャ「お母様達の愛情がしみてきますわね」 ミア「うーん、やっぱりちょっと手を加えてみたいな! どんなものでも美味しく作るのが私のポリシーだし!」 と、給食のスープの中身を見る。 「どうしたんですかミアさん」 ミア「んー、あの先生塩と胡椒はありませんか?」 「それなら調理室にあるはずですが」 ミアが調理室に言って適当に調味料を取ってくると、それを入れ始めた。 ミア「ふっふーん♪」 調味料しか入れてないはずなのだが、気づけばその美味しい香りが全員に伝わっていく。 ミア「どうかな、先生」 ミアがスープを器にいれ、先生に渡す。 「…! とてもおいしい…!」 それを合図にさっきまで給食に興味なかった生徒達が一斉におしかける。 「ミアちゃん調味料しか入れてなかったよね?どうしてこんなに味が美味しくなるの…?」 ミア「ふふ、愛情込めて作ればなんでも美味しく出来るんだよ!」 ミーシャ「さすがミアですね」 リース「ミアちゃん不味い食材の1つって言われてる奇形魚でも美味しくしてたからね」 エリーシャ「あの天才的な料理腕は本当すごいと思いますわ」 さっきまで9割近く余っていたはずの給食が一瞬にしてなくなる。 食べ終わったとは次の授業まで放課らしい。 しかし、この3時間だけで4人の圧倒的な実力が分かってしまったクラスメイトが あれやこれやと押しかけてくる。 魔法を教えてほしい、絵を教えてほしい、料理を教えてほしいときりがない。 挙句の果てには先生達までやってきてぜひ教えてあげてほしいという始末。 エリーシャ「…わたくし達学校に通う必要ありますの」 ミーシャ「…そうですね」 リース「えー、私は意外と楽しいけどな!」 ミア「うん! …もうちょっと静かだったら…」 そして、全生徒の希望により、次の時間はミーシャの魔法講義になってしまうのであった。 …… ミーシャ「えーと…どの魔法を教えれば?」 全生徒の多数決の結果、表世界で最も基本の白魔法を教えることになったまではいいが、 白魔法と一言に言っても色んな種類がある。 「ミーシャさんは何が出来るんですか?」 ミーシャ「白魔法はもう全部できますよ」 そう言ったら先生の額から汗が流れるのを見逃さなかった。 ミーシャ「じゃあ、まずは回復からでいいのかな…? えっと、これはー」 ミーシャがぱぱっと魔法の図式を書いていく。 教科書に書いてあるその図式より分かりやすく書いてあり、普段ふざけて勉強しない人まで その分かりやすさに感動して勉強している。 ミーシャ「で、魔力はこれぐらい込めて」 と実演で目の前の生徒に向けて回復魔法を放つ。 「お、おお…やる気がわいてくる!」 回りの人も実際に魔法を使ってみる。失敗した人は誰一人していなかった。 「す、すごい…!?普通の授業なら絶対に2,3人は失敗するのに…」 ミーシャ「では、そこから更にこうしてみましょう」 と図式に線を1本だけ足す。 ミーシャ「これだけで攻撃に転用が出来るんですよ」 とまたもや実演で今度はエリーシャに向けて手加減して放つ。ちょっとした気刃だ。 エリーシャ「…」 指一本でそれを止める。先ほどの2人をみていた皆が驚く。 そして、実際にまたみんなが実演し始める。 本当にみんな気刃が出ており、これまた失敗した人はいない。 「お、俺にもついに魔法が…!」 「教科書のこれよりずっと分かりやすいじゃん!」 今まで理解が出来ず苦しんでた人も簡単にぽんっと魔法が出せて感動しているもの。 ある程度知識は付けていた人でも更なるステップアップとして学べた。 ミーシャ「では、ここからはちょっと上級向けを…」 そして何よりミーシャの教え方が半端なくうまかった。 飽きさせない工夫をこれでもかとしてあり、全員が思わず授業を集中していた。 勿論普段はこんなことは絶対にありえなかった。 ミーシャ「これで終わりますけど、質問は?」 終わった頃には全員が感動して大絶賛の拍手をしていた。 時間にして30分。これだけで必要最低限この学校で学ぶ白魔法を全て叩き込んだのである。 ミーシャ「じゃあ、今日のこれはあとで冊子をつくっておくので、欲しい人h」 全員「欲しい!」 ミーシャ「…先生、全員分を…」 「…分かりました」 一礼して、今日の授業は全て終わった。 …… アリス「どうだった?」 エリーシャ「わたくし達が圧倒過ぎてみんな驚いてましたわ」 エリス「ふふ、当然ですわ。わたくし達の娘ですわ、これぐらい当たり前でしてよ」 リース「けど楽しかったよ!…人がすぐにこっちにくるけど」 ミア「そーそ、調理室で料理作った時とか、魔法訓練とか絵描きとか全てやばかったよね」 ミーシャ「私達では普通のことでもあっちでは高レベルなんですね…」 ミラーアリス「そうそう。まあ私達が強いのは当たり前」 ミラー黒アリス「ええ。わたくし達も誇りに思いますわ」 リース「そういえばまま」 アリス「どうしたの?」 エリーシャ「明日授業参観らしいですわ」 エリス「授業参観ですの。まあ行ってもいいのではありませんの?」 アリス「そうだね。明日は特にライブもないし」 リース「わーい!!」 とリースがアリスに抱き着く。 こうして子供達4人による初日は終わりを告げたのであった。
投稿者コメント
おまけです。子供達4人の初登校を書いたものです。 Q:長くない? A:きのせい この話自体は「子供達のお使い」より前に書いたものだったりします。
この小説を削除する
(削除する場合のみチェックを入れてください)
※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
(c) 2010, CGI Script by
Karakara