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小説「
再会
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作者名
テーリィ
タイトル
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内容
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「ゆめじゃないんだ!どうして!?もう会えないとおもってたのに!」 カービィは歓喜の声を高らかに上げる。 「あの空間の穴に落ちて...気付いたらここにいたんです!」 「あいたかったよ〜っ!!あれ?サーバルは?」 「サーバルちゃんは、今は一緒じゃなくって...あ、そうだ!」 かばんはリュックサックから、リンゴを取り出した。 「さっき森を通ってきたんですけど、ウィスピーさんがこれをカービィさんに、って!」 「わぁ!おひるねから起きたから、おやつがほしかったんだ!ありがとーっ!」 カービィは両手で大きなリンゴを受け取り、一口でそれを頬張った。 「むぐむぐ...かばんちゃんは、これからどうするの?パークのほうにもどる?それとも、プププランドにお泊まりする?」 「う〜ん...」 「ウィスピーの森にはね、たくさんのいきものがいるんだよ。危ないのもいるから、きをつけないと!」 空間の虫食い穴は、森の奥にあった。それに夢中で走ってきてしまったため、今日中に探し出して帰還するのは難しいだろう。 「そっか、じゃあ...今日はここにいます」 「決まり〜っ!でも...ぼくのお家、かばんちゃんにはちっちゃいね...そうだ!デデデ城のおへやをかしてもらおう!」 「デデデ城?」 「ほら、あのお城!」 小高い丘の上、立派な城が建っているのが見えた。 「デデデ大王がすんでるんだよ!さ、はやくいこう!」 カービィはかばんの手をとり、土の道を走っていった。 石畳の大通りに入り、城下町を歩いていく。 「あれー、カービィ!そっちはどなた?」プププランドの住民、ブルームハッターがカービィ達に声をかけた。 「ぼくのしりあい!かばんちゃん、っていうんだ!きょうはここにとまるから、デデデ城でおへやをかしてもらおうとおもって!」 「ほぉ、かばんさんねぇ...いつぞやの、絵を描く子の知り合い?」ブルームは大きなとんがり帽子に顔を隠したまま、かばんを見上げた。 「絵を描く子...?すみません、わかりません」 「ふーん...とにかく、あんまり散らかさないでね。ワタシ、ここの掃除してるんだから」 ブルームハッターは大きなホウキを持つ手を、再び動かし始めた。 「きれい好きな方なんですね」 「ブルームハッターたら、いっつもおそうじしてるんだよ!ほら、そろそろデデデ城だ!」 「カービィ、久しぶりだね!どうしたの、急にお城に来るなんて?」 カービィと同じくらいの大きさ、オレンジ色の丸い生き物が青いバンダナを巻き、手には槍を持っている。 「あのね、かばんちゃんが急にきたの!ぼくのお家ちっちゃいから、デデデ城のおへやをかりれないかな!?」 「あ、そっちが...前言ってたかばんさん?」 「はい。かばんです!」 オレンジの生き物はかばんに向き直り、ぺこりと頭を下げた。 「はじめまして、カービィの親友のワドルディと言います。カービィがそちらで、すごくお世話になったみたいで...」 「いえ、こちらこそカービィさんに何度も助けていただいたので!」 「じゃあ、大王様にお部屋を借りられるか、聞いてきますね。それまでしばらく、お城の中を見てていいですよ」 デデデ城の門が、音を立てて開いた。 「わぁ...」 広い城内は黄色く暖かい光に照らされ、たくさんの生き物が行き来している。 「わあっ!」「うわっ!?」 不意に、何かがかばんの足元にぶつかった。 「す、すみません!」 「いえ、大丈夫です...えぇ!?」 それは、さっきの門番(?)にそっくりな生き物が二人、だった。せわしなく城内を行き来する生き物は、みんな同じ外見だ。 「ワドルディさんって、たくさんいるんだ...ラッキーさんみたい...」 「あー!大王、またヘンな絵をかざるの?ペイントローラーにかいてもらったのかな」 3、4人のワドルディたちが、豪華な額縁を壁に立て掛けて休んでいる。 「あの絵のひとが...デデデ大王ですか?」 「うん。大王ったら、じぶんの絵とかせきぞうとか、いつもお城にかざりたがるんだよ?ヘンなのー!」 「おーい、かばんさーん!大王様が、一度謁見の間に来いって仰っていましたよ!」バンダナのワドルディが走ってきて言った。 「は、はい!」 「カービィはどうするの?」 「んー、しょくどうでなんか食べてるね!いってらっしゃい!」 シャンデリアが吊り下げられた部屋で、大きなペンギンのような王様が玉座にどっかと座っている。 「はじめまして。かばんと言います、デデデ大王...様」 「ンな堅苦しくすんなって。カービィからお前の話は聞いてる」 デデデ大王は豪華なイスにふんぞり返ったまま言う。 「ほぉ...カービィの言う通り、賢そうな顔をしてるな。アドレーヌにも似て...いるのはオレ様の気のせいか」 「あの、そのアドレーヌさんって...?」 「ああ、前このポップスターに来た娘だ。最近音沙汰ないが...そうだ、部屋の件だが」 一呼吸おき、デデデ大王は続けた。 「あの穴...ディメンジョンホールはな、いつ閉じちまうか分からねぇんだ。おまけに、以前のはとても不安定だっただろ?だから一度調査隊を今向かわせてる」 「はぁ...」 「穴が閉じそうなら、なるべく早くお前を送り返す。でなければ...泊めてやってもいいぞ。明日には帰れ、とも言わねえ」 「あ、ありがとうございます」 「オレ様はな、来るものは拒まないスタイルなんだよ。もしディメンジョンホールが安定してたら、いつかお前の友達も連れてこいよ!」 デデデ大王がにっと笑った...その時。 「ほら、しっかり歩け!」 「おいワドルドゥ、ホントにこいつがやったのかよ?」 「ホンマや!こいつがワイの足、強く引っ掻きやがったんやて!」 下の階から声が聞こえる。 「ポピーとフロスティが、もう帰ってきたのか?それにワドルドゥまで...」 謁見の間に、何人か近づいてくる。 「離してよ〜っ!」 「!?この声...もしかして...」 「大王様!こいつがワイの足、ケガさせよった!はよ裁判を頼んます!」 森にいた、一つ目のオレンジ色の生き物だ。しかし松葉杖をつき、足に包帯を巻いている。痛みからか、怒りをあらわにした一つ目からは大粒の涙がぽろぽろ。 「何!?その不届き者はどいつだ!?」 そして、もう三人も入ってきた。 「取り敢えず、ワドルドゥ...きみは落ち着きたまえ」セイウチのような、二足歩行の生き物。 「さあ!前に出ろ!」空色の帽子を被った、人型の生き物。 「離してってば〜っ!!」 そして――その二人よりも背の高い、黄金色の髪とぴんと立った長い耳を持つ少女。 「サーバルちゃん!?!?」 ヲマケ テーリィ流プププキャラファイル No.02:ワドルディ プププランドに大勢いる平民、ワドルディ。その中でも、デデデ大王に仕える「ワドルディ隊」の隊長で、青いバンダナを巻いている個体はバンダナワドルディ、通称バンワド。ここでは基本的に彼(?)について記載する。 しっかり者で、カービィとは大の仲良し。「なやみのないやつ」とも呼ばれるカービィのよき相談相手でもある。デデデ大王も、その事は認めている。 (料理以外の点において)器用さはカービィより上。主な武器は槍とパラソル。本人に自覚はないが、ポテンシャルはカービィとほぼ同等にあるらしい。デデデ大王を心から尊敬している。
投稿者コメント
こんな感じのほのぼの系とシリアスを使い分けていこうと思います。
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