☆
はじめにお読み下さい
☆
小説に戻る
☆
最近のコメント・評価
☆
キーワード検索
☆
設定
☆
メインページに戻る
☆
サイトトップに戻る
小説「
戦艦の一日
」を編集します。
* 印は必須項目です。
パスワード
*
新規投稿時に入力したパスワードを入力してください。
作者名
大和
タイトル
*
内容
*
「暇だなあ」 ワドルディはつぶやいた。 掃除、洗濯、家事……一通りのことは終わらせた。 その結果、暇である。 「今日は何もないかな?」 先日はタックの襲撃があった。実はこういう事は今までも何度かあった。 しかし、無い日は本当に何もない。 「ひまー」 暇さを紛らわせるため、とりあえず口にしてみる。 が、暇であることに変わりはない。 ふう、と息を吐く。 「そうだ、メタナイツ達と話そう」 ワドルディは部屋を出た。 廊下をとてとて歩く。少し歩くと、目の前にアックスナイトがいた。 「やあ、アックスナイト」 ワドルディは声を掛ける。 「やあ。掃除は終わったのか、ワドルディ?」 声を掛けられたアックスナイトは聞き返す。何気ない質問だった。 「全部終わったから暇なんだー」 「そうか。それで私を話相手にしようという訳だな」 「たまたま目の前にいたので」ワドルディは、ぺこりと頭を下げる。 「ふふ、構わないぞ。」 「ありがとう。んー、他にも暇な人いないかなあ?」 「今日は艦内で特に異常は無い。今の所はだが……全員時間は空いているだろうな」 現在、異常無しで暇だからと言って、これから何も起こらないとは限らない。 アックスナイトは、最低限の警戒は怠らないようにしていた。 しかし、異常がある日が珍しい。おそらく、今日は何も起こらないだろうという予感はしている。 「そうだよね。じゃあ、みんなで遊ぼうよ」 「ふむ、そうだな。いつも頑張っているワドルディを労うのも良いだろう」 「そんな大層なお話じゃなくてー」 「そうか?」 「そうだよー」 真面目なアックスナイト、気楽なワドルディ。対照的な二人の会話は続いていく。 「しかし、メタナイツ達を集めるとなれば、招集をかけなくてはな」 「なんだか大袈裟な話になってきたね」 「私の言い方の問題だろう。気にすることはない」 「ありがとね、アックス」 「さて、私用に艦内警報を使うわけにもいくまい。彼らを集めるべく、艦内を適当に当たっていこう」 「だね」 二人は艦内を回った。それぞれがいそうな場所の見当はついている。 というより、基本的には自室にいるのだ。そうでなければ、食堂や談話室である。 ほどなく、メタナイツは全員集合した。 現在、メンバーは多目的室にいる。様々な設備があり、広さもあるため遊ぶには持って来いの場所である。 「号令! アックスナイト!」 「メイスナイト!」 「ジャベリンナイト!」 「トライデントナイト!」 「ワドルディ!」 「我ら、メタナイツ!」 号令がかかると、順に名乗りを上げる。そして最後にはポーズを決めた。 「第1話の再現だね」 「……何を言っている?」 「なんでもないー」 「そうか。──さて、これで集まった訳だが、何をして遊ぶべきか。誰か案はあるか?」 アックスナイトは周囲に尋ねた。 「鬼ごっこダス! 艦内全体で逃走中ダス!」メイスナイトは提案した。 「──却下だ」 「なんでダス!?」 「有事でもないのに艦内を走り回るなどもっての外だ」 「楽しいと思うダス……」 「楽しくてもだ」 「残念ダス……」 意見を遮られ、メイスナイトはしゅんと落ち込む。 「走り回るのは、ちょっとね」と、ワドルディ。 「ここはゲーム大会だろう!」 今度はトライデントナイトが提案した。 「ふむ。トランプか?」 「そいつもいいけど、やっぱりスマブラだろ!」 「なるほどな。私達の人数は、一人多いようだが」 「そういう時のための、負け抜け機能だろ?」 「確かに、そうだな」 スマブラXは、プレイ人数と交代人数を設定することで、勝ち抜けや負け抜けを設定することが出来る。 その機能を活用して楽しもうということであった。 「では、スマブラ大会だ。異論はないな?」 「ないよー」「ないダス!」「異論ハ、ナイ」 「ようし、決定だ!」トライデントナイトは張り切って言った。 スマブラ大会の幕開けである。
投稿者コメント
加筆しました。ノリでこうなってしまった。 今更ですが、 アックスナイト:真面目。硬い口調 ワドルディ:「だよね」「だね」「ねー」など、ちょっと緩い口調。 メイスナイト:語尾に「ダス」 ジャベリンナイト:本来なら平仮名表記の所にカタカナ混じり。ロボっぽい。 トライデントナイト:だろ! だぜ! といった熱血漢。 という性格設定になっています。 その辺をご理解の上お読みください。
この小説を削除する
(削除する場合のみチェックを入れてください)
※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
(c) 2010, CGI Script by
Karakara