☆
はじめにお読み下さい
☆
小説に戻る
☆
最近のコメント・評価
☆
キーワード検索
☆
設定
☆
メインページに戻る
☆
サイトトップに戻る
小説「
鬼ごっこ
」を編集します。
* 印は必須項目です。
パスワード
*
新規投稿時に入力したパスワードを入力してください。
作者名
想羅
タイトル
*
内容
*
「わーい!今度は__ちゃんが鬼だよ!」 __ちゃんが言っている。 あぁ、またなのか。 その日はいつも通りの1日だった ただ1つ違うと言えば、場所。 その日は__ちゃんのお気に入りの場所で鬼ごっこをしていたの。 そこは___の森って言って__ちゃんの秘密の場所なんだって。 そしてそんな場所で遊べるぐらいのものは、やっぱり鬼ごっこしかなくて。 私はいつも捕まって。 私はいつも鬼になって みんなを追いかけて でもやっぱり 捕まえることなんて出来なくて。 悔しかった いつもいつも私は鬼にされる。 別に彼らに悪気なんてない。 ただ私は、そんな彼等を羨ましさと妬ましさを込めた眼差しでみていたの。 そして、3回目の鬼。 私は崖のところまで__ちゃんを追い詰めることができた。 もう、逃げ場はない、大人しく鬼に喰われれば、全てすむ話。 そんなとき、彼女は、急に笑い出した。 ひたすら、笑う。 壊れた蓄音機のように、その音を発し続ける。 あはは、あはは、あはは おにさんこちらてのなるほうへ あはは、あははははは 恐くて、辛くて、苦しくて。 ガンガンと頭になり響くその笑い。 それは、まるで、__ちゃんが__ちゃん自身を嘲笑っているかのように見えてしまって。 「なんで、笑うの。」 そう、ポツリと呟いてた。 笑い声は止んだ。 波の音も、風も、なにもない、その時間の中で。 そして__ちゃんは悲しそうな顔をして さよなら。 __ちゃんの口がそう動いたのを見た途端、私の意識は薄れていった。 みんなみんな、夢だったの? 私は、鬼になる夢を見ていたの? それとも私が、鬼の子だったの? 目を醒ますと、そこは牢屋の中で 悟った、ここは。 ここは、私の家の座敷牢だ。 予想はついていた。 そんなことをされる前に、抜け出した方が絶対良くて 不思議なことに扉に鍵がかかっていなかった。 抜け出すのはとても容易で___ 残酷な真実を見るのも、容易だった。 倒れていた、私を産んでくれた、人達が 撃たれていた、とある人物に。 こっちを見ないで、私にはあなたたちをたすける術なんて無いんだ バン、と銃声が1つ響く。 煙をふく人影の拳銃の弾は、私の眉間を___ さよなら。 あの日見た光景が、帰ってきた 私はいつも鬼だった 今度は、彼女が 鬼なんだ けど私は、笑い返すこともなく ただ、ありがとうとだけ言って 魂は肉体を離れて___嗚呼、さよなら。 −−−−−−−−−−−−−−−−− 「逝った…ようね。」 まさか友達を含め友達の家族を仕留めることになるなんて。 運命を呪って、私は生きていく。 鬼さんこちら、手のなる方へ 彼女はそれだけ言うと その家を去っていく。 残された彼等には、もうなにかをする力なんて無くて ただその背中を開かない目で見つめ続ける そのぐらいのことしか、鬼はできなかった もう鬼ごっこはおわったのだ。
投稿者コメント
相変わらずキチガイじみてマス。 それでも大丈夫な方はどうぞ。
この小説を削除する
(削除する場合のみチェックを入れてください)
※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
(c) 2010, CGI Script by
Karakara