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小説「
第28話:そうりょくせん
」を編集します。
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作者名
テーリィ
タイトル
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内容
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――来たカ、星のカービィ... 星の夢の思考が、カービィの脳内に直接伝わってくる。 「手始めに、この島のフレンズたちを...ほろぼすんでしょ?」カービィは冷静に訊く。 ――一目瞭然ではナイカ。ソシテ...カービィ、おまえハチガウ。不完全な生命体ニハ、ないチカラを持ってイル... 「言っとくけどね、ぼくはきみに力を貸したりはしないよ!命はみんな不完全なんかじゃないこと...ここで、ロボボと一緒に証明してみせるっ!!」 ――ほう、面白イ...ならばオマエも、不完全な生命体トモドモ...宇宙の藻屑トナレ!! 《BGM:vs.スタードリーム》 カービィはスターロッドから星形弾をいくつも放ち、星の夢はそれにも怯まずにワームホールから光の弾幕を張る。 [ギガバイト・ロケット...>] 星の夢が羽から放つ、2発のミサイル。カービィはそれを、慌てずに星つぶてで打ち砕く。 その破片を見たその時。シンクロナイズしたロボボと、カービィの『吸い込んでぶつけたい』という衝動が共鳴した。 ロボボアーマーの口が開き、ミサイルの破片は青い粒子となって吸い込まれる。 「!」 直後、カービィは黄色く光る操作パネルを叩いた。 「“プラネットバスター”っ!!」 吸い込んで吐き出す――カービィの基本的な技を模倣した、ロボボだからこそできる攻撃。無数の巨大な星形弾が、星の夢に直撃し、翼の装飾を一部破壊した。 ――成る程ナ...ナラバお遊ビは...ココマデダ!! [テラバイト・ハート...>] ハート形のファンネルが、3つ繰り出される。ロボボアーマーはその一つをスキャンし、モードチェンジ。 「スパークモード!」 ボディが青緑色になり、左右の腕には電磁砲が。早速カービィは、エネルギーをため始めた。 「“スーパー...キャノンシューター”!」 緑色にきらめく極太レーザーが、星の夢を狙う...が、しかし。 [ハートフル・シェル>] 星の夢は咄嗟にバリアを張り、レーザーを防いだ。 「え...!?」 ――甘イナ。これでワタシカラ攻撃し放題ダ。覚悟シロ、星のカービィ... 「うそ...そんなのって...」 誰か助けて!カービィがそう思った――まさにその瞬間。 ザシュッ 「...!?」 2つの閃光が宙を舞い、バリアを粉々にした。 ――エラー...計算外... カービィはその閃光を凝視し、その正体に驚く。 「まったく...フレンズ化するなら、われわれに一声掛けてからにして欲しいのです」 「カービィ、おまえを探すのに、そうとう苦労したのですよ。まあそれでも、アライグマが走って伝えに来てくれたから良かったようなものですが」 博士と助手は、視線をカービィから星の夢に移す。 ――不完全ナ生命体メ... 逃げて......というカービィの言葉を遮り、博士は再び口を開く。 「われわれはもう逃げないのですよ。賢いので」 「そのために来たのですから」 「さぁ、お前ら......カービィらの努力、無駄にしないのですよ」 「だからカービィ...お前もとっとと本気を出すのです」 カービィは、ホルンの音色を聞いた気がした。 《BGM:ようこそジャパリパークへ(12話戦闘時の劇伴アレンジ)》 島中から集まったフレンズたちが、闇夜に爛々と目を光らせる。 「われわれの、けものとしての生きる喜び...取り戻すのです」「カンパニーごときにもう負けないのです」 みんな見た目も顔立ちも、一人一人違う。しかし、全員のキカイ化が解けた今、心は一つだった。 ――小賢シイ! [アウト・プット:セキュリティサービス>] 量産型のセキュリティロボが、ハート形の穴からぞろぞろと現れる。 「カンパニーとフレンズ軍の...全面戦争だ!」 ジャガーとタイリクオオカミが先陣を切る。 「気をつけて!そいつ、倒すと爆発するよ!」 「なら...」 「その前に倒せばいい!」 二人の強烈な攻撃で、セキュリティサービスは2体同時に木っ端微塵になった。 「さぁ、全員二人に続くのです」「戦えないのはあの装置をぶっこわしに行くのですよ」 フレンズたちは二手に分かれて走っていく。 「え〜と...まず、これと、これと、あの柱を壊すッスよ!」 「承知したであります!」「オーダー了解です!」「いい?皆行くわよっ!」『オッケー!!』 ビーバーは建築の知識を発揮し、装置を崩壊させるために壊すべき柱やパイプを、的確に指示する。 「ワタシも!すぅぅ...『何をしてるの!とっとと出てきてセキュリティサービスの暴走を食い止めなさい!』」 「秘書どの!?一体全体何が...」マーゲイの声まねにまんまと騙されたワーカーズたちが、セキュリティサービスにビームを撃つ。 「わーっ!せ、戦車が暴れだしたぞ!」 突然飛び出してきた戦車が、ロボットたちを弾き飛ばしていった。 「こ...このばすてき、どうやって止めるのだ〜っ!?」 「気にしなくていいよ、アライさーん。あっちの方からぶつかってくるしさー」 「わーい!おっもしろ〜い!」 「てや〜っ!」 「キタキツネ!それそんな乱暴に振り回していいの?」 「うん、カービィのパラソルはそういうものだよ」 「ええ〜っ...」 「...派手にやってますわね」カバが呟く。 「さて、と...私はあのマルいのに、殴り込みしてこよっかな」 「...私も、行きますわ」 「お、どうして?」 「ジャパリパークの掟は、自分で生きること...でも、裏を返せば、誰を助けるかも自由ですわ。今は、かばんとサーバルを...」 「へ〜っ、アンタの口からそんな言葉が出てくるたぁね...!」その隣で、ライオンはにっと笑った。 [かばん。何があったのかな?] 「ラッキーさん...!?」 [僕たちのシステムが、何者かにハッキングされていたみたいなんだ。今、復旧したよ] 「たぁーたたた大変ですぞォォッ!!」ケイン所長が息せき切って、社長室に駆け込んできた。 「うるさいわね...一体何?」 「ゲゲゲゲンジュウ民ゆえにキカイ化にして解かれしは、発生が反乱で各地してますゥゥゥッ!!ああっ、採掘装置が半壊ィィ...!」 「訳が分からないわ!まず落ち着いて...」 そう言いかけたスージーは、穴のあいた大きな装置にやっと気付いた。取り乱したスージーは、かばんの胸ぐらを思い切り掴む。 「わああっ、食べないでください!」[アワワワワ...] 「アンタっ!!あれは“生物強制キカイ化デバイス”といって、アタシの最初で最後の発明...社長に気に入られるために造りあげたのに、よくも...!」 しかしなんと不運な秘書か――。ちょうどその時、扉を壊してカバとライオンがなだれ込んできた。 「ほぅ...ヘラジカだけでなく、うちの子にまで手ぇ出すたぁ...いい度胸じゃねえかッ!!」 『ヒイィィィッ!!』スージーとケイン所長は、同時にすくみ上がった。 「サーバル!大丈夫ですの?」 「うん!」 と、ヘラジカがついに目を覚ました。 「う...ここは?」 「ヘラジカ...!良かった、目を覚ましたのか...!」 「ライオン!お前は...私を助けに来てくれたのか!礼を言うぞ!」 そう言って、ヘラジカは口笛を吹く。すぐに灰色の影が、近付いてきた。 「悪いな、力を貸してもらうぞ」 「いえ...大丈夫です。ちょうど...この反乱に乗り込むところだったので」 ヘラジカの部下、ハシビロコウは主を持ち上げ、戦地へ赴いた。 「やったぁっ!」「満足...」「これであいつらは、当分サンドスターを独り占めできないぜ!」 採掘装置が音を立てて崩壊する。フレンズたちの歓喜のざわめきが聞こえる。 「...見てよ、星の夢!」カービィは感情の高ぶりを感じ、星の夢に向かって叫んだ。 「たしかに命のひとつひとつは不完全かもしれない...でも!みんなで協力すれば、できないこともできるんだ!そうやって、みんな生きていくんだよ!」 ――知ッタコトカ...! 星の夢の回路は、すでにオーバーヒート寸前だった。 自身の計算が、幾度となく狂ったこと。そして...生命体という存在への、憎しみ。 「さぁカービィ!これで一発ぶちかませぇ!」「カービィちゃんのために〜、皆頑張って運んだゆぉ!」 浜辺に、ガラクタの山が座っている。プラネットバスターとして撃てと言わんばかりに。 [スター・ドリーマー...] 星の夢はそれに気付き、波動砲のチャージを始めたが―― 「ふはははは!ピンクの、私が来たぞ!力を貸そう!」 ヘラジカが空中から、一撃で星の夢のカメラアイを砕いた。 ――状況把握フノウ、状況把握フノウ... 「ありがとう!」 カービィは一つ残らずガラクタをキャプチャーする。 「いけー、カービィ!」「お前ならできる!」 虹色にきらめく、最大出力のプラネットバスター。星の夢には、それを避ける術すらも無かった。 星の夢は燃えるように、激しく紅い光を放つ。 勝った...?皆がそう思った。しかし――
投稿者コメント
渾身!...のつもりです!
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