☆
はじめにお読み下さい
☆
小説に戻る
☆
最近のコメント・評価
☆
キーワード検索
☆
設定
☆
メインページに戻る
☆
サイトトップに戻る
小説「
住民との出会い
」を編集します。
* 印は必須項目です。
パスワード
*
新規投稿時に入力したパスワードを入力してください。
作者名
テーリィ
タイトル
*
内容
*
カービィの家を探し、プププランドへと踏み出したかばん。だが、もう一つ問題があった。 「はぁ...プププランドって、こんなに広いんだ...」 平地に広がるその国は、サバンナと同じくらい――いや、その数倍の広さをもっていた。 それに、見知らぬものが幾つもある。例えばこの、石碑のような形の物体。触ると石ともコンクリートとも違う、それでいて人工物のようにも思えない。 旅人は一人、異郷の地に取り残されてしまった。 「誰かいないかな...」 彼女からしてみれば小さな家は、この周辺にはない。とりあえず、かばんは近くの集落へと歩くことにした。 ...しかし。 「誰か助けてくれー!」 不意に、誰かの助けを求める声が。 声の主を探すと、そこには一輪車にも似た、バイクのような生き物が横たわっている。 「横転して立ち上がれない...助けてくれ、頼む!」 バイクのような生き物はかばんの姿を捉えると、必死に訴えた。 「はっ、はい!」 かばんはしゃがみこみ、彼を起き上がらせた。 「ふうっ...助かったぜ...あ、いや、助かりました。まさかあそこの石につまずいちまうなんて...」 「あの...あなたは?」 「あ、オレ、ウィリーって言います。よろしく」 「僕は、かばん、っていいます」 タイヤの両側についた大きな目。生き物なのか機械なのか、区別のつかない出で立ち。ウィリーの風貌は、かばんに奇妙な印象をもたらした。 「あの、お礼としてはなんッスけど、かばんさんの行きたい場所まで連れていきましょうか?」 ウィリーがない口をまた開く。 「え...いいんですか?」 「うす。オレ、他人を乗せるのは慣れてるんで」 「(乗せる?)じゃあ...カービィさんのお家まで、お願いできますか?」 「了解ッス。じゃ、オレにまたがって下さい」 かばんは恐る恐るウィリーにまたがった。 「あの...重く、ないですか?」 「んなことないッスよ。まぁ...カービィはもっと軽いけど。さっ、しっかり掴まってて下さいよ!」 ウィリーはそう言うとエンジンをふかし、スピードを出して走っていった。 そよ風を切って、家々の立つ通りを過ぎていく。 「カービィの家は、ここの外れ、丘の近くにあるんスよ」 「ウィリーさんは、カービィさんのことをご存じなんですか?」 「そりゃあ、カービィはオレ達のヒーローですからね。オレ自身、あいつとはよくツーリングに出掛ける仲ッスね」 かばんはまだ知らない。カービィは幾度となく、この星、ひいては全宇宙を救った存在であるということを。 「あ、ほら、あれがカービィの家ッスよ」 ぽつりと建っている、ドームのような白い、可愛らしい家。 「じゃ、オレはこれで。カービィに宜しく言って下さい」 ウィリーは丘を下り、走り去って行った。 「カービィさんの、お家...」 オブジェのような家の窓をそっと覗いてみると...そこには懐かしいピンクのヒーローが、寝息を立てていた。 (起こしちゃうの、かわいそうかな...) かがみこみ、木製のドアをそっとノックする。 「むにゃ...どなたー?」間延びした、寝起きの声が聞こえたかと思うと、ドアが開いた。 「ふわぁ〜っ...」小さなピンク玉は欠伸をしながら、訪ねてきた者を見上げる。 「...カービィさん!!」 目と目が合った、その時。 カービィは目を大きく見開き、頬っぺたを強く引っ張った。ピンクの肌がまるで大福のようにみにょーんと伸び、それから赤く腫れ出す。 「いたっ..!てことは...」 カービィは、思い切りかばんに抱き付いた。 ヲマケ テーリィ流プププキャラファイル No.01:カービィ ご存知、我らが銀河のヒーロー。 しかしその実績とは裏腹に精神的にはとても幼く、言葉もひらがな混じり、舌足らず。漢字は読めない。 困っている人を放っておけず、助けるためなら自分は傷ついて構わない、というのが信条。しかし食欲に駆られることも...食欲>皆>自分、といった感じ。 意外に器用で、料理とかもできる。 また彼の価値観に「性別」は特にない。64のグッドエンドは...急にああされたらだれでもああならないかな...(ぇ グーイと一緒にいると、誰かにイタズラをすることもしばしば。だが基本はとても思いやりがあり、いざという時には全力で助けてくれるため、味方は多い。 因みにこの小説では、カービィの二つ名としては大抵「春風の旅人」を使うが、これはひらがな混じりの言葉も含め、某所のスマブラ小説の作者さまのリスペクト。
投稿者コメント
初めて遊んだカービィのゲームがUSDXだからかな、ウィリーはウィリーバイクのイメージが強いです。 あと「ヲマケ」表記の元ネタがわかる方は僕と手をとって踊りましょう(ぇ
この小説を削除する
(削除する場合のみチェックを入れてください)
※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
(c) 2010, CGI Script by
Karakara