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小説「
急襲
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作者名
カービィマター
タイトル
*
内容
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「おーい、誰かー、皿が3枚足りないぞ!」 その後、ジョーカーの歓迎会を兼ねた夕食の準備が着々と進められていた。 「あのー…」 「どうしたの、ジョーカー?」 「ぼ、ぼくにも何か、手伝えることは…」 「んー…手伝うことねぇ…あ、そうだ!ついてきて!」 ジョーカーはグラスについていった。 そして、そこにあったのは、 「これを運ぶのを手伝ってくれない?」 「うわぁ!」 あの獣だった。 「ああごめん、驚かせちゃった?うちの部族では、こういう特別なときとかに、このグリベマーをよく食べるんだ。」 「グリベマー…?」 「そう。グリベマーはこの辺りでも特に凶暴な獣でね、大人達が数人がかりで仕留めるの。だからあなたがそんな奴と倒れててしかも無事だったから、みんな驚いてたよ。」 「そ、そんな凄い獣だったのか…」 「ねえ、記憶が戻ったら、みんなにも倒し方教えてよ!」 「う…うん…」 そして、間もなくジョーカーの歓迎会が開かれ、ジョーカーは草原の民達と仲良くなった。記憶があまり無いので答えにくい質問もあったが、あまり気にしなかった。 それから、そこで暮らすうちに、様々なことを学んだ。草原の民での暮らしにも慣れ、特に最初に会ったグラスとは仲が良くなった。 ひと月ほどたったある日の夕方。 夕日に照らされ黄金に輝く草原に、美しい笛の音が響いていた。 「グラスは草笛が上手いね。」 「そう?昔から、よくやってるんだ。」 「二人とも、もう少ししたら戻るぞ。」 「はい。」 「分かった。」 少女は頭の鈴を少し揺らすと、また草笛で音を奏でだした。少年はそれに耳を傾けた。そして、それを見守る老人の瞳は優しく、頭では蔓でできた冠が夕日を浴びて輝いていた。 こんな日が、いつまでも続く、誰もがそう思っていた。 翌日。早朝、ジョーカーは近くの川に、水を汲みに行った。 ―そして、村に戻ったときには、もう手遅れだった。 「……」 そこには、少年の目の前に広がっていたのは、いつもの村ではなかった。 ただの、一面の焼け野原だった。ついさっきまで、村のあった場所には何もなかった。ただ、いくつかの骨が散らばっているのと、まだわずかに残っていた小さな火が、まばらに見えるだけだった。 「そんな…」 少年は、ただ立ち尽くすことしかできなかった。 そして、その後ろにはジョーカーを見つめる一つの怪しい影があった―
投稿者コメント
何と!もう3話か!いや〜文章っていう媒体はホントいいですね〜。実はこの「JOKERS」、漫画でも描いてたりするんですが…全く進んでない! もう頭の中では何もかもできあがってるんですけどねぇ…それを絵にするのは面倒で…w
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