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小説「
アナタという存在が愛おしくて 1.
」を編集します。
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作者名
シロカ
タイトル
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内容
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窓越しから見える貴方。見てるうちになんだか胸がどきどきしてきちゃってどうにもできなくなってしまいそうなぐらいどきどきしている。これまでにこんな事は起きなかった。でも、急に貴方を見るととてもこんな気持ちになってしまう。どうしてなのか、顔も熱くなってしまう。 「あ…」 貴方がどこかへ行ってしまった。追いかけようかと思ったがさすがにそんなこと恥ずかしくてできない。だんだん遠ざかる貴方。なんだか無性に切なくなってしまう。どうしてこんな気持ちになってしまうのか、私の心はおかしくなってしまったのか、いろいろと考える。そこへアナタというの思いが入ってきて頭がむしゃくしゃしてくる。 「あああぁぁぁ!!なんで?なんで?頭がおかしくなりそう…」 とっさに目の前に置いてあったクッションを鷲掴みにして頭の上に置いてぎゅーっとする。ちょっとだけ気持ちが落ち着いてきたような感じだ。数分たってからもう一回窓を覗いてみる。そしたら貴方が戻ってきてる。あのおうち…お店に貴方は働いてるらしい。だからそのお店に行ってみようかと思ったけどどうしても勇気がでない。何をやっても行けない。足が動かなくなってしまう。いつもそうやって胸が苦しくなっていく。どうしようもなくなってくる胸。するとこの気持ちを壊すように誰かがやってきた。私は少しイラつきをしながら玄関の方へ向かう。扉を開けると笑顔で立っている友人、いわくユリサがいた。 「…なんかよう?」 ユリサ「ちょ、どうしたの。何怒っちゃってんのさ。」 「別に…」 ユリサ「そんなことより!」 ぐいっと私の手を引くユリサは力強いから腕がちょっと痛い、手加減ができないのか、したくないのやらか。 「いたた!ユリサ!どこに連れて行くの!?」 ユリサ「今日はシャイラとお出かけ!行くよ!」 ユリサは少々強引だ。だから私の意見など聞くはずもない。 シャイラ「え!?ちょ、どこに行くの!ねぇ!」 ユリサ「すぐそこだからね〜!」 走りにくくてちょっとつまずきながら目的地に向かう。ユリサはテンションが高い。異常に。 ユリサ「ついた〜!さっそく中にはいろう♪」 シャイラ「ま、待って、疲れたよ、少しだけで、もいいから、待って」 ユリサは私の言うことなんか聞かないで建物の中に入っていく。もちろんまだ腕は握っている。ちょっと入る時に気になったものだがこの建物、どこかで見たような… 「いらっしゃいませ」 急に声を掛けられて思わず「へ?」って言ってしまった。恥ずかしい。 ユリサ「カウンターいいですか?」 「どうぞ」 なんだかとてもいい香りがする室内。ちょっと古っぽい感じがいい所。林檎が所々置いてある部屋。 シャイナ「…あ、あ、ここって…!?」 ユリサ「ん?どうしたの?」 あの店だ!貴方がいる店!どうしよう!!とうとう来ちゃった。不意に後ろから声がする。 「おい、座らないのか?」 私はこの声が誰かなんとなく分かった。きっと、いや絶対にいつも見ている貴方の声。ゆっくりと後ろを振り向いて確認する。 「お、おい、大丈夫か?」 合っていた。この声はアナタであっていた。心臓の鼓動がやばい。どきどきしている。目の前にいる。このことで私の思考回路がどこかに行ってしまったかもしれない。 シャイナ「す…座ります…」 「そこの席でいいか?」 なんて優しいのだろう。わざわざ私の好きな窓辺を選んでくれた。そのことがとても嬉しくて嬉しくて。 シャイナ「あ、ありがとうございます」 女の子らしく静かに椅子に座る。ちゃんと身だしなみを整えておけば良かった。こんな姿を貴方に見せるなんて。可愛いリボンとかシルクの鞄とか持ってくれば良かった。 「レンイ!!お客様に対して失礼よ!!」 急に怒鳴り声が聞こえる。 レンイ「あぁ?どうやろうが俺の勝手だろーが」 あぁ、貴方の名前。レンイっていうんだ…。 シャイナ「あ、あの大丈夫、です…れ、レンイ…さん」 レンイ「ん?レンイでいいぞ。」 シャイナ「は、はい!!」 ちょっとやばい。体がギグシャグしている。恥ずかしい。どうしよう。するとレンイさ…レンイが笑った。 レンイ「お前、なんだか面白いな。名前はなんて言うんだ?」 名前をいきなり聞かれるなんて思わなかった。だって私なんてどうでもいいと思ってたから。 シャイナ「わ、私はシャイナです!よろしくです!」 レンイ「シャイナ…いい名前だな。よろしくな」 「ちょっとレンイ!為口だめ!お客様に対して失礼よ!?」 レンイ「うるせーぞフレカ。お前がシャイナにたいして失礼だろ」 フレカっていうらしい。…うるさい奴。私の気分を悪くさせる奴。レンイに失礼よ、うるさい女。 フレカ「お客様、すいませんでした。この馬鹿がちょっと…。気分悪くさせたならば申し訳ありませんでした。」 シャイナ「…うぅん。大丈夫です。」 レンイ「おいフレカ行くぞ」 フレカ「あ!!レンイ待ちなさい!」 2人とも私の前から去っていく。あの女。なんでレンイと一緒にいるの?レンイが汚くなっちゃう。 じっと去っていくレンイを見る。 なにもかもが溶けてしまいそうな綺麗な赤い色鋭い歯。少し可愛い耳。 そういえばとっても優しそうな目の色をしていた。 レンイ…私、もしかして、アナタのことが… シャイナ「………かも」
投稿者コメント
すいませんでした(笑)次は分身たちの話を書こうかな…?
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