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小説「
fate of dark 3
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作者名
旅の人0
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―――――――――――――――――――――――― ゼイローゼン城と呼ばれる都市(とし)の中央に位置する王国権力者(おうこくけんりょくしゃ)達の会合広間施設(かいごうひろましせつ)で 各国代表(かっこくだいひょう)で選(えら)ばれた 兵隊長(へいたいちょう)による密会(みっかい)が始まっていた。五つの島から渡米(とべい)してきた騎士団(きしだん)の 兵隊長や王国都市(おうこくとし)からわざわざ やってきた国王の氏族(しぞく)はたった一名だけで、他の代表達(だいひょうしゃたち)はみな騎士団の隊長たちと副(ふく)隊長のみであった。 広間(ひろま)の扉(とびら)から続々(ぞくぞく)と代表者は入っていく。教会(きょうかい)のような 雰囲気(ふんいき)漂(ただよう)う会合施設(かいごうしせつ)は周(まわ)りが360度丸い部屋で作られ机(つくえ)も部屋に合わせて 円形状(えんけいじょう)になった作りで、二席ずつ置いてありそれぞれ60度間隔(かんかく)に全部で 12席(せき)設置(せっち)された特注品(とくちゅうひん)だ。 その席(せき)にすでに座(すわ)っていた人物(じんぶつ)が、親(おや)の後をついてくる ヒヨコのようにぞろぞろと入ってくる代表者たちに 右奥(みぎおく)から座るように促(うなが)した。ドアの反対側(はんたいがわ)の席に座る 男の名はフェレオル・ゼイローゼン、この国の代表者(だいひょうしゃ)であり この密会(みっかい)を開いた張本人(ちょうほんにん)である。 『各国代表(かっこくだいひょう)の皆様方(みなさまがた)どうぞお座りください。 長旅(ながたび)で疲(つか)れたでしょう、私のことは攻(せ)めていただいてもかまいませんのでお詫(わ)び申(もう)し上(あ)げます。』 椅子(いす)から立ち上がり一礼(いちれい)いれると、少し間をいれて『どうぞお掛(か)けになってください』といった。 各国代表者(かっこくだいひょうしゃ)はそれぞれ顔を横(よこ)に振(ふ)ったり相槌(あいづち)を打つ者やら それぞれ反応(はんのう)は違(ちが)ったが、誰一人として主催者(しゅさいしゃ)である フェレオルを攻めるものはいない。密会(みっかい)を開くのは初めてではないがほとんどが騎士団所属(きしだんしょぞく)の隊長達、国王的 位置(こくおうてきいち)にたつ者はたったの二人という密会自体(みっかいの)事例(じれい)がない。 そして各国(かっこく)の代表者(だいひょうしゃ)と主催者であるこの国王フェレオルによる、 謎(なぞ)の密会が始まったのは太陽が北西(ほくせい)にかたむくお昼頃(ひるごろ)であった。 集まった代表者の中に正装姿(せいそうすがた)の男マティアス・ロンベルクと、青いブラウスを着て 橙色(だいだいいろ)の長髪(ちょうはつ)を整えながら 少し緊張気味(きんちょうぎみ)に座っている女性(じょせい)アンナ・ロンベルクもそこにいた。 それぞれの机(つくえ)には書類(しょるい)が複数枚(ふくすうまい)と水の入ったビンに コップが置(お)いてあり長時間(ちょうじかん)の会合をするための用意がすでにそろっている。 やはり王国都市(おうこくとし)での密会いえども待遇(たいぐう)はいいようだ。 主催者(しゅさいしゃ)であるフェレオルは書類(しょるい)を手に取り少し読み返すようなしぐさをすると 参加者(さんかしゃ)を見渡(みわた)しこの密会の説明を始める、この島は世界的に見れば環境は最良(さいりょう)で 住みやすい気候(きこう)と地形(ちけい)はまさに世界一のオアシスなのだが ここ数年おかしな現象に悩(なや)まされている。フェレオルはこの国だけで解決できることではないと感じながらも 数年間国の王として全勢力(ぜんせいりょく)を注(そそい)いできたがとうとう各国の戦力者(せんりょくしゃ)をここに呼ぶまでにいたった経緯(けいい)を話しだす。 『ここに集まってもらいました各国の戦力者そして 科学者達にはわが国だけでは解決できない問題に協力(きょうりょく)してほしいと思い、依頼(いらい)させてもらいました。』 話を切り出すと各席に座(すわ)る代表者は書類(しょるい)をみながら困惑気味(こんわくぎみ)で隣同士(となりどうし)ざわつく者や興味深(きょうみぶか)く考察(こうさつ)しだす者まで皆様々(みなさまざま)な反応(はんのう)をみせた。 『混乱(こんらん)させて申(もう)し訳(わけ)ありません、書類を見た方々はおもわず目を疑(うたが)うでしょうがそこに書いてあります情報(じょうほう)は 全(すべて)て事実(じじつ)として受け取っていただきたい気持ちであります。』 ざわめく会議(かいぎ)の中、たった一人落ち着いて静寂(せいじゃく)を守ってきた一人の男性が手を挙(あ)げる。 彼の名前はキング・マード、エレクトロン島という国の王子であり立派(りっぱ)な科学者(かがくしゃ)だ。 それまでざわついていた空気は一瞬(いっしゅん)にして静寂をとりもどす。 突然(とつぜん)の挙手(きょしゅ)に少々(しょうしょう)驚(おどろ)いた者がほとんどだったが主催者(しゅさいしゃ)であるフェレオルは穏(おだ)やかに 質問(しつもん)の内容(ないよう)を全員(ぜんいん)へ説明(せつめい)するよう発言(はつげん)の許可(きょか)をだした。 キング・マードは隣(となり)に座(すわ)っていた助手(じょしゅ)に研究資料(けんきゅうしりょう)のようなものを広げさせ 説明(せつめい)の準備(じゅんび)をはじめた。持参(じさん)した資料(しりょう)と机(つくえ)にある資料を見ながら、彼は質問(しつもん)を投(な)げかけてきた。 『この国の一部地域(いちぶちいき)でおこっている住人の失踪(しっそう)、これは他の国へ移住(いじゅう)しているわけでは なく黒(くろ)いなにかによる原因(げんいん)だとしていますが間違(まちがい)いありませんか?』 研究者(けんきゅうしゃ)は様々な不思議(ふしぎ)を探求(たんきゅう)する心があるのか他の参加者(さんかしゃ)からは見られない冷静(れいせい) で 興味深(きょうみふか)く、まるで実験体(じっけんたい)を観察(かんさつ)するかのような態度(たいど)だ。 彼の態度は人が居なくなる失踪事件(しっそうじけん)として受け取らず、非科学的(ひかがくてき)な何かの力にだけ 興味(きょうみ)しかない軽率(けいそつ)な態度としても参加者の一部からはそう見えてしまう。 『間違(まちが)いないでしょう、発見(はっけん)例(れい)はもうすでに30件以上にふえていますし失踪者は1000人を 超(こ)えています。』 『なるほど、しかしその黒い影(かげ)のようなもの?の屍骸(しがい)や痕跡(こんせき)はなにも残(のこ)っていないということ はいったいどういった現象(げんしょう)がおきたのかまだ検討(けんとう)もつかないと…。』 キング・マードはもとより原因究明(げんいんきゅうめい)と研究資料(けんきゅうしりょう)としてしか見ていないということは、フェレオル も承知(しょうち)のうえでの参加であった。 しかし彼のような研究者は世界に数えるほどしかいない時代(じだい)、どんな人間性であろうとも 有能(ゆうのう)な知力(ちりょく)と冷静(れいせい)さは必要(ひつよう)なのだ。 沈黙(ちんもく)の時間が流れる中、助手(じょしゅ)である一人の男が挙手(きょしゅ)をする。 『あのー、すこし質問(しつもん)いいですかね?』 彼の名前はゼノ、キング・マードの助手をしている青年だ。 黒髪に目は細(ほそ)くすこし控(ひか)えめな感じである。 彼の控えめな態度(たいど)をしていた顔は、申(もう)し訳(わけ)なさそうな表情(ひょうじょう)を浮(う)かべながら質問をはじめた。 ――――――――――――――――――――――――
投稿者コメント
続き書くヒマあったらもっとサイト更新したほうがいいと思う自分。 とりあえずパート3へ突入です〜。 追記(ここでとりあえず終わっちゃいます微妙
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