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小説「
第二話 純白の雪原にて
」を編集します。
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作者名
虹色ゼボン
タイトル
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内容
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PPPPP…… 「オ前ニ、任務ヲ与エル バーディ 」 その、小型の通信機から、低く、不気味な声が聞こえる。 「カーボンエクリプス、奴ハ一番艦ニイル、殺セ! 」 「了解です。」 バーディと呼ばれた、ピンク色の鳥が、応答する。 「闇断剣、戦ってみたかったよ……」 バーディが、青空を見上げて呟く。 「さて、行くか! 」 地面に置いてあった黒いローブをはおい、バーディは、羽を広げ、草原から飛び去った。 「第一ターゲットは、カーボン・エクリプスか… どんな奴なんだ? 」 第二話 『純白の森』 辺り一面、雪がかぶさり、白くなった木ばかり。 音も、人が雪を踏む音しか聞こえないほど、静か。 そのうえ時間帯は、真夜中だ。 「というわけで、アイランドアイスさ。」 ピンクは、ショックのあまり黒かった顔が真っ青になってるカーボンの手をひっぱって行く。 「ここに雷系統の、エメラルド君がいるはずなんだよ。」 「なあ、どこで情報を入手してんだ?」 ふと、正気に戻ったカーボンがピンクに問いかける。 「えっへん、僕の仲間の一人、アダ名がコンソメ君、が教団の一人の信者、結構地位はある方かな?、をボッコボコにして、そいつが持っていた紙を入手したんだ。 その紙には、カーボン・エクリプス エメラルド・エレクトロン アド・ホワイトキャンバス モプー・キングオブビルディング って書いてあったそうだよ。 モプーって人はきっとバタービルディングって巨塔に住んでる貴族だと思う。」 ピンクは、すごいだろと言わんばかりにペラペラ自分が知っていることを話す。 「へぇ」 カーボンが、相槌を入れてきた、しかも棒読み ピンクの情報に、全く興味がなさそうだ… しかしピンクは、そんなことにも気づかず話を続けていく。 「んで、そのコンソメの大好物がコンソメスープなんだよ、笑っちゃうよね、共食いだよ〜 アハハハハ。」 そのコメくん? だっけ?の気持ちにもなってみろよ……とツッコミたくなる気持ちを精一杯に抑えているカーボン。 「はぁ、帰りてぇ…。」 カーボンが溜息とともに本音をもらす。 そして、その考えを打ち砕くかのように、ピンクの悪口の嵐が吹き荒れる。 「え? 何? 命の恩人に言う言葉かい? 君、多分僕がいないと死ぬよ? 確実に死ぬよ? それでもいいの? ていぅか君、ここから帰るつもり?お金とか持ってなさそうだけど?」 「いや、お金ならあるぞ?」 とカーボンは言い、どこからかお金を取り出した。 「ドヤ?、帰り賃1560ポポンだ! 」 カーボンは、そのお金をピンクに見せつけ、ニヤニヤ笑う。 しかし、ピンクもなぜか不敵な笑みを見せている。 「そのお金、取ったぁぁァァ! 」 ピンクがカーボンに飛びかかってくる。 その様、表情は、獲物を必死におう虎そのもの…… カーボンは、とっさに身構え、右手を引く。 「ぶべしっ 」 カーボンの右ストレートが、ピンクに見事に当たったようだ。 ピンクは勢いを失い、カーボンの手前で地面にぶつかり、倒れこむ。 「はっはっはっ! ざまぁ。 」 カーボンは、空を見上げて笑う、その声が森に響く。 「我の金は、無事かなぁ?」 カーボンが手元を見る、そこできた衝動は、せっかく買ったアイスキャンディーが、氷屑だった時以上のもの。 「無い! 無い! 無いお〜〜〜〜!」 「君が探してるのは、これのことかい?」 どこからか、ピンクでもカーボンでも無い声が聞こえる。 カーボンが、声をした方、背後に振り向いてみる。 そこには、カーボンやピンクと全く同じ容姿をし、色が全体的に緑っぽいカービィ族が、お金をカーボンたちに見せつけていた。 その手には、紛れもなく、1560ポポン、1000ポポン札と、硬貨が握られていた。 「僕が誰だか、気になるよね? ね?」 緑色のカービィ族が、自信満々に聞いてくる。 その目は、相手の答えを、YESと信じ、シミュレーションまでしてある目をしていた。 カーボンが、『どうでもいい、金返せ! このピーマンが!』と言いかけたとき、倒れているピンクが声を出す。 「エメラルド君だよねぇ? この灰色、殺っちゃっていいよ。」 その声は、ピンクにしては低く、怨念のこもった声だった。 エメラルドと呼ばれたピーマン野郎は、訳が分からず、その場につったている。 彼の思考はきっと、え? なぜ僕の名前を? てな感じになっているだろう。 「死人が喋ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 予想とは裏腹の彼の言葉、その言葉に、カーボンは爆笑し、ピンクはぬくっと立ち上がる。 「黙れ! 僕がこんなやつの右ストレートで死ぬと思うなよ! 第一、僕は星のキ」 「あ、死んでなかった。」 ピンクの言葉を遮るように、ピーマンは、声を上げる。 恐らく、エメラルドは天然キャラなのだろう。 「エメラルド君、本題に移ろうか。」 ピンクが、急に真面目になる。 「僕と一緒に、来てくれないかい?」 「ヘーイ、バーディ、任務失敗かい?」 辺り一面、雪をかぶった大地や木、恐らく、カーボン達がいる純白の森 夜空には、星々が煌き、三日月が森を照らしている。 ふと、喋りかけてきたその声に、後ろを振り返るバーディ。 そこには、月の光に照らされて光る紅の鎧。 その隣には、岩石の体をし、頭にハチマキを巻きつけた生物。 「この俺、ロッキー様の、“地系統変化系、岩石”の能力で、奴等を 殺してあげるぜ、なぁ、キブル?」 ロッキーと名乗った者が、意気揚々に言う。 それを軽蔑するかのように、紅の鎧をし、キブルと呼ばれた騎士が言葉を発す。 「私の物理系統発生系“斬撃”は、貴様とは出来が違う。」 「おぃおぃ、俺の雷系統暗雲も、馬鹿にはできねぇだろ? 」 「読者に向けての自己紹介は、そこまでにしとくんだな? 」 ロッキー、彼が自己紹介を静止させる。 「俺たちの目的、この島にいる、カーボン、アド、エメラルドの、殺害 及び、バーディを追い払った、光系統特殊“補助”の持ち主の、捕獲だ。」 「何故、そいつだけ捕獲なんだ? 」 バーディが、ロッキーに尋ねる。 「あの方が、そいつは次の世界の立役者、特別な能力を持っている ってな。」 ロッキーが、ペラペラ喋り続ける。 「多分、世界移動能力と、俺は思うが、違うか? 」 「おしゃべりもいい加減にしろ、私はもう行く。」 キブルは、木々の中へ、静かに歩き出す--。 「行ってらっしゃ〜〜い、キブルちゃん。」 ロッキーが、挑発する。 キブルは、後ろを振り返り、手を振り上げた。 それだけだった--。 ロッキーの額から、血が少し、出てくる。 その額には、軽い切傷。 キブルは、ロッキーの額に傷ができたのを確認すると、静かに消えていった。 「へ? 不審者? 」 エメラルドが、誤解をぶちかます、まあ当然だろう。 「嫌々、違うって。」 ピンクは、あるのかどうかも定かでない首を振る。 まるで、漫才みたいだ。 そして、存在が空気化したいた者が一人。 「………」 ピンクの馴れ馴れしさか、エメラルドの天然さに唖然としていたカーボン。 その刹那、カーボンの頬に、突然切り傷が入った。 何の兆候も無しに…… 「いてっ!」 そのカーボンの声に、二人の目線が向く。 「あ、頬っぺた切れちゃってる、間抜けだね〜」 ピンクが、その傷を指し、ゲラゲラ笑う。 エメラルドも、しばらく沈黙したあと、笑い出す。 「てっ、出てきなよ!」 ピンクが、笑ったまま背中に担いでいた杖を手に掴み、取り出す。 そして笑いを止め、鋭い目つきになるピンク、その瞳は、何かを警戒しているようだ。 「might 効力増加!」 あの時、カーボンが襲われた時と同じように、杖が光を纏う。 「バレたか…… 鋭いな。」 低く、威厳がある声、その声は、殺気立っている。 二人、カーボンとエメラルドは辺りを見回す。 しかし、ピンクは一つの場所、木々を見つめ、杖を構える。 木が切れるような、鋭い音…… 木が、三本ぐらい斬れ、ピンクの方に倒れていく。 「てあっ! 」 杖を横に振り払い、木を反対側に押し倒す。 倒れた木の向こう側から、多数の水色の斬撃波。 目でやっと捉えられる速度の斬撃を、ピンクは跳躍し、躱す。 そしてピンクは、斬撃が飛んできた方向で着地し、何かをつぶやき始める。 「補助能力、その力、解放しろ! speed! 」 ピンクが走り出すと同時に、その姿が消える。 次の瞬間、鈍い音と同時にカーボンたちのいる所の近くに吹き飛んできた紅の鎧。 其の者の名はキブル、教団の団員。 「見えない…… そんな馬鹿な。」 キブルが、ぬくりと立ち上がる。 そして、何かに気づいたように、斬撃を手のひらから放つ。 鋭い刃どうしがぶつかった時のような高い金属音、それと同時にまた大きく吹き飛ばされるキブル。 そして、キブルがいた位置に立つピンク。 吹き飛ばされたキブルは、片手、両足を使い、着地。 「私達“ブラッドヘブン”は、貴様ら全員をこの森で確保する予定だ。」 「無論、お前、ピンク・ヘブンジャスティスも、だ。」 キブルが、ピンクを卑下する。 ピンクは表情こそ笑っているが、感じられるのは殺気のみ。 その標的は、キブル--。 「逃げてな!」 ピンクが、カーボン、エメラルドに向けて叫ぶ。 「あ、ああ、行くぞ!」 カーボンが、唖然としているエメラルドの手をつかみ、走り出す。 そして、二人が逃げ去ったのを確認したピンクは、何かをつぶやき始める。 「might 攻撃、防御、速度付加」 ピンクの能力が発動し、白い光に体全身が包まれる。 それに対し、キブルは、手にブーメランみたいな刃を持ち、待ち構える。 先に動いたのは、ピンク。 先手必勝とでも言わんばかりに、キブルに高速で近づき、杖を振り上げる。 キブルは上方向に吹っ飛ぶはずだったが、その攻撃を躱し、刃を横になぎはらう。 幸い距離が遠かったのでかすり傷だけで済むピンク。 だが、それで闘いが終わるはずもない、キブルは刃を至近距離で投げる。 「っ!」 驚き、つい声を出すピンクも、ちゃっかりそれを躱し、キブルに向かって跳ぶ。 そして、振り下ろされる杖が、キブルの紅の鎧にあたり、キブルは後ろに倒れる。 そのまま杖でキブルを殴ろうとしたピンク、だがその後ろ数10cmには、刃。 刹那、ピンクの背中に刺さる刃、飛び散る血。 ピンクはその刃を取ろうと、背中の刃に手をあてる。 そのスキを狙い、倒れているキブルが飛ばした斬撃、至近距離だ。 ピンクは、死を覚悟して目をつぶる。 そこで、ピンクの意識が途切れる。 倒れ、血に染まったピンクを背に、キブルは歩いていく。 その方向は、カーボンたちが逃げた方向だった。
投稿者コメント
久しぶりの投稿です。 >謎に金の単位がポポンなんだ? そこは突っ込まないで下さい。 >ピンク弱いじゃん。 そんなことありませんよ、いや、本当に。
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