☆
はじめにお読み下さい
☆
小説に戻る
☆
最近のコメント・評価
☆
キーワード検索
☆
設定
☆
メインページに戻る
☆
サイトトップに戻る
小説「
第15話:だいこうじょう(こうへん)
」を編集します。
* 印は必須項目です。
パスワード
*
新規投稿時に入力したパスワードを入力してください。
作者名
テーリィ
タイトル
*
内容
*
《BGM:はつでんしょけんがく》 「うぐぁっ!?」 コンピューターの管理をしていたワーカーズは、突然蹴り倒された。 「かばん!これ持っとけ」ツチノコは頭に大きなコブを作った敵のホルスターから、光線銃を取り出して手渡す。 「えっ...それって」 「奴らと戦うんなら、これくらい持ってたほうが良いだろ。さて...今度はこれをぶっ壊さないとな」 巨大なマシンが、メンテナンスルームの中央に座っている。どうやらこの装置が、工場全体のエネルギー源となっているようだ。 「よーし!行くよー!」 「待て待て!もしかしたら...」近くにあったペンが、装置に投げ込まれる。 バチっ。一瞬虹色の膜が現れたかと思うと、ペンは跡形もなくなっていた。 「あ...あんなことになってたかも...」 「気をつけてよ、サーバルちゃん...」 「でも、どうする?ふつうの攻撃ができないし、バリアをなくさないと...」 「そうだ!カービィさん、さっき光の球でスイッチを作動させましたよね?」 (バリア?スイッチ??) 「うん、そうだけど?」 「たぶん、その球って電気じゃないかなって。だから、それをもっと大きくして、ぶつければ...」 「そっか!バリアもやぶって、マシンもこわせる!」 カービィは再び、両の手を突きだした。小さな光の球が現れる。 「おっきくな〜れっ!」 更に念を送ると、球体は大きくなり、妖しく光を放ち始めた。 「わあ!すごーい!」「なんだありゃ...」 カービィが目配せをすると、三人は同時に頷く。 「“エレクトリカル...ムーブ”っ!」 巨大な光球は、バリアを突き破り、マシンに直撃した。 「やったぁ!」 しかし喜んだのも束の間...突然工場が揺れだし、非常ベルが鳴り響いた。エスパーの能力により、過剰な電流が流れ、全機能がエラーを起こしてしまったのだ。 《BGM:『タチカビSR』恐怖のマグマ火山》 「まずい!脱出だ!」 「動くな!全員手を挙げろ!」“できたて”のワーカーズ達が部屋の出口を固める。 「とーっ!」カービィはサイコキネシスで全員吹っ飛ばし、通り道を作った。しかし、それでも次々と増援はやってくる。 「カービィ!ルートは?」 「きた道をもどって、それからひだり、うえ...まっすぐ、みぎ、まっすぐ!」 四人はワーカーズ達の猛攻をかいくぐりながら、工場の出口までの道を強行突破した。 「戦うにも数が多すぎるよ!」 (何だか胸騒ぎがする...ここまであいつらしかいないが、もしかして...) やがて、大広間に辿り着く。ここまで来ればあと少し、というその時だった。 「ひっ!」 先頭を走っていたカービィが、短く声をあげた。彼の目の前を、一条の光線が掠めたからだ。 「手こずらせやがって...あとは頼んだぞ、『セキュリティサービス』!」 と残りのワーカーズが叫ぶと、天井から3体のロボットが、サイレンを鳴らしながら降りてきた。 「なんで...メタルジェネラルが...ここに!?」「知り合い!?」 カービィの脳裏に、エッガーエンジンズでの死闘が浮かぶ。さまざまな兵器を駆使し、果ては巨大なミサイルやロボットまでも呼び出した、強敵だった。流石にHR-D3の気配はないが、限りなく近い敵が今は3体もいる。 セキュリティサービスたちは早速、ミサイルを放ってきた。四人は別々の方向にかわし、カービィがサイコキネシスで相殺する。 「うみゃ〜っ!」サーバルは1体に強烈な一撃を叩き込んだ。 「気をつけて!そいつ、剣ももってるよ!」 「えっ!?」見ると、セキュリティサービスはビームサーベルを抜こうとしていた。 光の刀による一閃の瞬間、サーバルは高く跳んだ。 当然、空中では自由が利かない。 ――あれ?なんだろ、このイメージ... 警備ロボットは、虚空で身動きのとれない侵入者に無慈悲にミサイルを放つ。 ――えっ... 「みぎゃあぁっ!」 ――嫌だああっ! 「わああぁぁーっ!」いつの間にか、カービィはサーバルとセキュリティサービスの間にテレポートしていた。 「“預言者の...見きわめ”えぇぇーっ!」 彼の体から、強烈な念動波が放出される。セキュリティサービスの1体は跳ね返ったミサイルをまともに受け、他の2体も大きく吹っ飛ばされた。カービィはぜえぜえと息を切らしながら、3体のまん中に着地。 「カービィ...今のなに!?」 「...わかんない...ぜえぜえ...」 「所詮は量産型か......いや、まだだ」 セキュリティサービスたちが、黒煙を上げながら四人を取り囲む。赤いボタンを取りだし、叩いたかと思うと......警備ロボット3体は、爆発した。 『!!!』 とたんに、辺り一面は火の海となる。 「わあぁっ、熱いよ怖いよ!助けてかばんちゃん!」 「っ...あいつら、あんなかくし球まで...」 「...カービィさん!僕たち全員で、工場の外までテレポートできますか?」 「わかん..ない...でも...やってみる!」 カービィは呼吸を整えて、四人で手を繋ぐよう促した。 「これでいいのか?」 「うん。じゃあ...いち、にの...さぁんっ!」 炎が迫ってくる直前で、四人の姿はふっと掻き消えた。 「危なかった...」 振り返ると、あの忌まわしき工場は音を立てて崩れ落ちていた。 「あぁ...大事な遺跡が...」 「でも、無事に脱出できて良かった...ね、カービィ...さん...?」 カービィの呼吸が乱れ、苦しそうだ。両手の光も消えそうになっている。 と、カービィの青い帽子がだんだんと透け、やがて消滅してしまった。 「カービィ!大丈夫!?」 「力を使いすぎたのか...?」 不意に、そこに1体の赤いセルリアンが現れた。最悪のタイミングだ。 「こんな時に限って...!」 やがてカービィが目を開くと、そこには赤くて、半透明で、弾力のありそうな大きな物体が。彼は汗――ではなく、ヨダレを垂らした。 「巨大...イチゴ...ゼリーだ〜っ!!いただきま〜す!」 「あっ!だめだよ、カービィ!」サーバルの制止も聞かず、カービィはセルリアンへと走っていく。 「あのヴァカ...!」 しかし、次の瞬間、サーバルたちが目にしたのは...フレンズたちからは想像もできないような光景だった。 カービィが内部から、セルリアンの体を食べている。やがてセルリアンが体の形を保てなくなっても、カービィはセルリアンを食べ続けた。 「ぷはー!おいしかった!...あれ?みんなどうかした?」 「か、カービィ...お前、セルリアンに食われるどころか、食ったのか!?」 「え?さっきのがセルリアンだったの?」 「お前...一体何者だ!?」 ふと、車のエンジン音が聞こえる。誰かが乗っている訳でもないのに、ロボボがトレーラーを引いて遺跡の出口側からやって来た。 「ロボボ!どうして?」 「ぼくたちがここにいるって、どうして分かったの?」 「何だあいつ...?」 「ロボボアーマーです。カービィさんがあいつらから奪った乗り物ですよ」 「あいつ...」ツチノコはしばし考えた様子だったが、 「おい、カービィ!今パークを救えるのは多分お前と、その二人だけだ。是非そいつらに、力を貸してやってくれ!」と告げた。 「うん!」 カービィ達はロボボアーマーのエンジンを吹かし、崩れ落ちた大工場を後にした。 「ケイン所長!たった今第1大工場が崩壊したわよ!これはどういうワケ!?」 「何ですとォォ!?嘘だァァ、まさかまたヤツラがァァァ...」 「だーから警備を強化しとけって言ったの!K-1029はマザーコンピュータに任せておきなさいって言ったでしょ!!」 「ももも申し訳ござぃませんッッ!」 「...まァ、過ぎたコトを引きずっても仕方がないわ。K-1029をこちらに転送して。今夜にでも出撃させるわ」 「そ、そんなムチャなァァ...」 「つべこべ言わないの!メインラボでは、二の轍を踏まないでよね!」 「了解ィ...はァァ...」 スージーの背後で、転送装置が輝き出す。 「あのゲンジュウ民...コレを見たら、どんな顔をするでしょうね」
投稿者コメント
更新の遅さを無理矢理埋め合わせるテーリィ氏。 ツチノコ「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」 あと「予言者の見極め」て漢字で書くと数倍カッコいい件。
この小説を削除する
(削除する場合のみチェックを入れてください)
※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
(c) 2010, CGI Script by
Karakara