☆
はじめにお読み下さい
☆
小説に戻る
☆
最近のコメント・評価
☆
キーワード検索
☆
設定
☆
メインページに戻る
☆
サイトトップに戻る
小説「
とも、お大事に。
」を編集します。
* 印は必須項目です。
パスワード
*
新規投稿時に入力したパスワードを入力してください。
作者名
おみやん
タイトル
*
内容
*
続きです〜 ともは、苦しそうでした。 あかねは、心配になって保健室へともを連れて行きました。 「失礼します…!この子が、体調が悪いんです…!」 あかねと手を繋いでいるともは、顔は青くて元気がなさそうでした。 保健室の先生は、 「わかったよ。まずはここのベットに座ってね。えーっと、家族で熱がある子はいたかな?」 と優しくともに声をかけていました。 あかねは、その時こう思っていました。 「この先生…現代の先生と似てる…。」 あかねは、静かに、「失礼しました〜…」と言い、保健室から教室へ帰りました。 あかねは、ともに迷惑がかかると思って、ゆっくり廊下を歩きました。 午後一時のシーンとした廊下。 でも、給食の片付けの最中なので、少しカレーのにおいもしてきます。 「あ、そろそろ掃除の時間だ!」 あかねはそう言うと、小走りで階段を駆け上がり、教室に戻りました。 教室に着くと、掃除が始まるところでした。 すると、クラスのみんなが、 「ともくん、大丈夫だったの!?」 「え、ともくんは!?」 などと、次々にあかねへと注目を向けました。 「転入してきたばかりなのに…こんなに注目されるなんて、初めてだ…。」 あかねは、なんだか不思議な気持ちでした。 すぐに歯磨きを済ませ、あかねは、分担されていた教室掃除を始めました。 ほうきを出して、床をはきました。 でも、注目されたときの不思議さが残っていたので、 「みてみて!指にほうきが乗ってるよ!すごいだろー!」 と、調子に乗りました。 すると、他にほうきを担当していた男の子が、 「すご!僕もやろっと」 といって、遊び始めました。 少しぐらいにしようと思っていましたが、ぞうきんで床を拭いていた女の子にバレてしまい、 「ちょっと!ちゃんと掃除やってよね。」 と注意されてしまいました。 あかねと、遊んでいた子は、 「あ、ごめん〜…」 と気まずそうに言い、あかねはてへっと舌を出しました。 掃除が終わり、休み時間になりました。 でも、あかねと流星は何かとつまらないようです。 それは、…ともがいないから。 昼休みに、3人で遊ぼうと約束していたのでした。 「……つまらないね。」 流星とあかねが揃って言いました。 2人の声がぴったりそろってしまったので2人で笑い合いました。 暇だったので、あかねは、流星が持ってきた自由帳に絵を描こうと言いました。 流星は、いつものように優しく笑って、 「いいよ。」と言いました。 流星が自由帳を持ってきて、2人は絵を描き始めました。 でも、描きたいものが、ありません…。 2人とも頭の中はとものことでいっぱいだからです。 そんな、つまらない昼休みが終わりました。 5時間目は、理科。 あかねは理科が大好きだったので、実は1時間目から楽しみにしていたのでした。 新しい筆箱や新しいノート、新しい教科書を持って、流星に案内されながら理科室へ向かいました。 早めに理科室に行くと、理科の先生は、あかねを歓迎してくれて、鉛筆をプレゼントしてくれました。 あかねは、こう思ったのでした。 「この学校の先生が優しいのも変わってないなぁ…。」 やがて、クラスの子たちがやってきて、授業が始まりました。 授業のタイトルは、 『ものには溶ける限度がありますか?』 でした。 実験の内容は簡単で、食塩とミョウバンを溶かし、どこまで溶けるかを調べるとのこと。 あかねは現代でこの実験をやっていたので、少し得意げでした。 実験が終わり、ノートをまとめる時間になると、現代でこの実験を知っていたあかねは、すぐに結果や考察を書きました。 そして、先生に見せて、スタンプをもらいました。 そのときのあかねは、とっても得意げに、 「よっしゃ!一番もらったぞ!」 と言ってしまいました。 すると、他の子たちが、 「わ〜早い!いいなあ!」 と言い、嬉しいあかねはこの時代に居続けたいという思いが強くなりました。 5時間目が終わり、今日は月曜なので、もう帰る時間です。 帰りのあいさつをすませ、教室を出て、あかねは校門を出ました。 なぜあかねはこんなに急いでいるかと言うと、あかねはともに会いに行くと決めたからでした。 実は、先生からともの住んでいる場所や事情を聞いていたので、あかねはわかっていたのでした。 あかねは駆け足で、ともの暮らしている施設へと向かいました。 ともは、この時代に来てから、引き取ってくれる人がいなかったため、近くの施設で暮らしているそう。 その施設は、少し古そうで、アパートのようになっていました。 中に入ると、施設の人がいて、あかねは訳を話すと、施設の人が案内してくれました。 「ともくんの部屋は、321室だよ。」 「了解です!ありがとうございます!」 あかねはそう言うと、ともの部屋まで行きました。 ドアを静かに叩きます。トントン。 「失礼しま〜す、、…あれ、あいてない…。」 ともが中から鍵をかけているようです。 「あかねだよーっ…ともくーん…」 声をかけましたが、ともは開けてくれそうにありません。 それどころか、ドアの向こうでは何も聞こえず、あたりはシーンと暗い空気でした。 「ともくん、お大事に。」 暗い感じでそれだけ言うと、あかねは悲しそうに帰って行きました。 そのごろともはどうしていたのでしょうか…。 続きます…。
投稿者コメント
最近投稿頻度が下がっていてすいません💦 よければ応援よろしくお願いします。(え
この小説を削除する
(削除する場合のみチェックを入れてください)
※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
(c) 2010, CGI Script by
Karakara