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小説「
入れかわっちゃう話14 ( END
」を編集します。
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作者名
茶黒
タイトル
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内容
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「 なっ…んだ…と……… 」 目の前で崩れ落ちるダークにブンは目を丸くした。 ダークは手の指先を押さえ込みながら倒れその指先は血に染まり、睡眠薬の弾が刺さっていた。 「 こここっ殺したの?! 」 「 狩猟用の弾だ、それほど威力はない。」 カービィはピストルの銃口から出でいる煙を軽く吹いた。 「 あんた…カービィ…? 」 「 あぁ、ブンにはいってなかったな…まぁ違う誰かさんだと考えていなさい。」 「 …で、此方の方は… 」 ブンはメタナイトに向けていた指先を血に濡れた青色の人物に向けた。 「 こいつはな… 」 「 ……? 」 メタナイトはダークのマントをダークの体に被せ、その中を手で探った。 「 ひっ…… 」 気絶している体から声が漏れたのをブンは呆然とした様子で見ていた。 「 ………何したの? 」 「 大人の事情だ。」 「 ……………。」 そう言い切るとメタナイトはマントを一気に剥いだ。その体は灰色になっていた。 「 うわっ…! 」 「 こいつはダークメタナイトだ。」 メタナイトはそう言いながらダークの左目の傷を指でなぞった。ブンはゆっくりと視線をメタナイトに向けた。 「 ……じゃあ…あんたは… 」 ブンが口を開いた途端、背後で壁を突き破る音がした。 「 もう!またかよ! 」 ブンはうんざりとした様子で振り返った。そこには包帯を巻かれ、ミイラみたいになっているデデデとエスカルゴンがボコボコに潰れた車で病院に突っ込んでいる。 「 ワドルディの仇ぃ!!!! 」 「 大王様!お辞め下さい!その御体では… 」 「 お前は黙ってるゾイ! わしはあの灰色ボールに用があるゾイ!! 」 ニッコリと微笑んだワドルディの写真が黒い額の中に収められ、回りは黒い布とユリの花で飾られている写真立てを小脇に抱えながらデデデは泣きはらした顔でダークを睨んだ。一同は呆れた顔で見ていたがその車の後座席に座っていたメグに動きを止めた。 「 メタ!! 」 「 カービィ!貴様、無事で!! 」 カービィは所々包帯の巻かれた体で苦笑していた。すると自分が予め持っていたコピーの一つを口から出した。 「 これ! 」 メタナイトに投げて渡すと、カービィは再び微笑んだ。 「 いいのか!?これは… 」 「 いいのいいの!やられたら倍返しだよ! 」 止まりきれずに急カーブした車のカービィの隣には心配そうな顔をしているシャドーがいた。シャドーは倒れているダークを見えなくなるまで眺めていた。 「 ………。 」 カービィのどこか抜けているネタに苦笑しながらメタナイトは手に持つコピーを眺めた。 「 いっちゃえよ! 後のことはいいからさ! 」 ブンも手をぎゅっと握り此方を見ていた。 「 ……あぁ! 」 メタナイトはコピーを口にほおりこんだ。 辺りが光に包まれた。 額に大きな星がつきそこから赤と緑の綱が編まれ、後ろで大きな蝶々結びができる。手に持つハンマーは倍の大きさになった。 フームは起きた途端に見えた目の前の光景に見とれていた。 ハンマーのコピー能力のはずなのにカービィは青っぽい輝きに包まれ、いつもとは全く違う。 __________そう、あれは… 『 スーパーコピー能力!ギガトンハンマー!!!! 』 目が覚めたダークも、目の前のカービィに目を丸くした。 「 …まさか、最後にカービィ独特の技で終わるとはな… 」 ダークは鼻で軽く笑うと目を瞑った。 __________カービィは言っていた 「 これで頭を冷やせ 」とな! 「 言わんこっちゃねぇなぁ!! 」 トッコリは病院の床の大きな地割れを眺めながら文句を言っていた。 「 まぁ良いじゃない!勝ったって証拠よ! 」 「 けどよ、酷すぎるのにもほどがあるぜ! 」 ___あの事件から約一週間が経った。 もう村は皆がいつもどおりになるまで回復したわ。病院は建て替えるほどにまで崩れたけどこれも事件の収まりとして良いと皆は思っているの。 …まぁ、ヤブイの怒りは治まらなかったけどね… 一方、デデデ城の被害は開いた口が閉じない位酷かったのよ。 デデデも始めは怒り狂っていたけど後からメソメソと村の復興の手伝いをしてたのはある意味で面白かったわ! ___________その後、 デデデ城はすぐに直ったわ、半分崩れたってのが嘘だったかのようにね。 そういえばデデデの王室が酷かったの! 鉄臭いから骨組みが錆びてるとでも思ってたら王室は………真っ赤だったの… デデデが言うには、部下達が命を落としてでも戦ってくれたんですって。脇にワドルディの写真を何枚も持ちながら今も泣いてるわ。ワドルディにもあんないいところがあったのね。 あと、この事件の犯人であるダークメタナイトは体をボロボロにして鏡の国ってところに帰っていったわ。隣にいたシャドーカービィが何回も何回も謝ってたっていうのに後ろで態度大きくしてて正直、最後まで腹たったわ。 それにしても本当にあの二人こっちの二人にそっくりだったわ! さすが鏡の国って感じよね! 私は気絶してて分かんなかったけどメタナイト卿が活躍してたらしいじゃないの!見たかったわ〜!でも最後のスーパー能力は凄かったの、あんな小さな体であんな大きなハンマーを片手で軽々と持ってるんだからびびったわ。 また機会があったら見てみたいわ… …あ、あの2人… どこいったのかしら? 「 一生のごめんなさい!! 」 「 それは本当に言っているのか? 」 「 うんうん! 」 「 嘘臭いからもう少しちゃんと言え。」 「 も〜! 」 2人はププビレッジがよく見える崖にいた。 あの後2人は廊下で勢い良くぶつかり元に戻ったのだ。 「 だからごめんなさいってば! 」 「 礼儀がなってないぞ? 」 「 あ〜!!もう! 」 カービィが怒っているのを見て、メタナイトはクスリと笑った。 「 笑わないでよっ! 」 「 すまん、なんか笑いが堪えられなくてな! 」 こっちに突進してきたカービィをメタナイトは簡単に避けて崖でバランスを崩しているカービィを足で蹴った。 「 わぁぁぁぁぁあああああああああああー!!! ひっでぇぇぇぇぇええええええええ!!!!! 」 「 ハハハ、ソナタは飛べるであろう? 」 そう言うとメタナイトも翼を広げその後を追った。 その様子を木陰から見ていたフームは軽く微笑むと森を後にした。 ーー後書きという名の反省文ーー 個人的に反省すべき点が多々ありますが最後までつなげられてよかったです。 これが私が初めてマジで書いたものなのですが進化は…少しだけ見られましたね((苦笑)) とにかく最後まで読んでくださり誠にありがとうございました! .:.茶黒.:.
投稿者コメント
最終話ですぜ…
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