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小説「
12話「星形の立方体」
」を編集します。
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作者名
カオスな人達(ぇ
タイトル
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内容
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第12話 「暑い〜。」 真昼。 黒い雲もなく、太陽がきれいに顔を出し、濃い影が映るほどプププランドを照っている。 「もう我慢できないよ〜。」 キービィがだるそうに歩く。 日光がこれでもかというほど直撃しているので、流石に暑い。ファイターたちの体力はちょっとずつ奪われてくる。 「弱音を吐くな。まだこのプププランドに邪気が残っているかもしれないからな。徹底して探すぞ。」 そう言ったのはメタナイト。 「別に弱音なんか吐いてないよ!」 キービィは言い返してまた歩き出す。 「ヘイヘイヘーイ。ボクは気持ちいいのサ!」 「チルノの隣で涼みながら何言ってるケロ…」 マルクはチルノと並んでのんびり歩いている。チルノの周りには冷気が漂っているので、2人とも楽そうだ。 「そういや、昨日流れ星が現れたのサ。ボクは見逃したけど。」 「そうなのよ!黄色みたいな、緑色みたいな、紫色みたいな流れ星!あたいラッキーかも!」 「色合いがバラバラだね…。」 界のマルスがつっこむ。 「ねぇ!こっちこっち!」 ルイージが急に走り出した。何か見つけたのだろうか。 「なんだなんだ?」 ぞろぞろついてくるファイターたち。 「何か、落ちてるよ!」 プププランドでよく見る黄色っぽい柵みたいな棒の1本の根元に、B4くらいの大きさの紙が置いてあった。 「あんまり綺麗じゃないけど、読める字で何か書かれてあるわ。」 六花が拾い、読み上げてみる。 『『エラバレシ ユウシャタチヨ… カレラノ キオクファイルハ ジュンチョウニ アツマッテ イヨウカ。 コレカラ テキノ セイリョクハ マシツヅケルダロウ。 ユウシャタチノ ケントウヲ イノリ センリヒンヲ ナラベテオイタ。 スグソコノ アオイ タテモノノ ナカニハイリ スキナダケ モッテイクガヨイ。 ヨキタタカイヲ ミマモッテ イル。』』 「戦利品?武器とか防具とかかな?あと読みにくい。」 「敵の勢力は増し続ける…か。ようはだんだん手強くなるということだね。」 「まあ、こういうのはよくあるパターンあーうー。」 キービィとマルスと諏訪子は話し合う。 「戦いが厳しくなるなら、貰っていく他ないのサ!」 「そうね。あたいたちをもっと強くするために!」 何人か、近くにある青い建物の中に駆け寄って行った。 その建物は、黄色い星の絵が描かれている青い立方体が組み立てられたような構造であった。中は少し暗く、日光がちょっとだけ通るような、微妙な造り。 「何だか、怪しくも感じるけどね…」 「プププランドにこんな建物あったのねぇ?」 「もしかしたら、またナイトメアとかいうやつの仕業かも…」 メフィレスやタランザやランドのマルスその他諸々は、行かずに待っていた。 「あ!武器があるよ!ソードとか、ハンマーとか!」 建物に入ったキービィは、すぐにそれらを発見。 「もしかして、カービィが使っていたものじゃないかな?」 界マルスがそう言うと、キービィはなるほどと頷いた。 「これが武器?ボクには中に武器の絵が描かれた水晶玉にしか見えないのサ。」 「これはコピーのもと。カービィは、触れるだけでコピー能力を発揮できるんだ。ぼくも試しに…」 ゴゴゴゴゴゴ… ガラガラガラガラ!! 「ってうわぁ〜〜!?天井が崩れてきたーーー!?」 キービィが逃げようとしたその時、崩れた天井が頭に直撃! 「うぅへぇ…」 「キービィ!」 「すぐさま逃げるケロ!」 界マルスは目を回してるキービィの手を掴み、即脱出。 幸い、入口からはそんなに遠くなかったので、あまり大きな被害は出ずに済んだ。 「…やはり罠だったか。」 帰ってきたファイターを目に、メタナイトが呟く。 「はぁ、はぁ…危ない危ない…」 「一体誰の仕業ケロ…?」 「ヘイヘイヘ〜イ!」 突然、聞き覚えのある笑いが空から降ってきた。 「この笑い方は…マルク?」 キービィが怪しそうに疑う。 「いやいや、ボクはここにいるってのサ!」 「そういや、こんな笑い方をする奴ワタシ見たことあるのねぇ。マルク以外にも1人。」 「あれ、そういえばそうなのサ。」 タランザとマルクが思い出そうとしている間に、何かが笑い声をあげながら近づいてきた。 「あっはっは!この程度のトラップに引っ掛かるって、なーんだ。ぜんぜんよわいじゃん。」 話し方が中々うざい。 「お、オマエは…」 「こーんなやつらが勇者とされてるなんて、話にならないね!」 現されたその姿は、小柄な体格だった。 紫色の帽子、緑色の髪を頭に、黄色っぽい体をしている。 何より特徴的なのは、自身の身長より長い箒に乗って浮遊していることだった。魔法使いのように。 「何だお前は?」 「あたいが昨日見た流れ星みたいな色してるわね。」 ブラックピットやチルノなど飛べる者たちは、見下しているように高く飛んでいるその魔法使いと同じ高さまで上がり、尋ねた。 「ボクちんはグリル!銀河を旅しているのさ!」 「グリル?聞いたことないな…。」 「グリルは、ワタシたちと同じで魔法使いなのね。」 「ボクとは古くからの知り合いだけど、その小馬鹿にしたような喋り方が気に食わないのサ。」 マルクやタランザとは面識があるようで、どことなく雰囲気も似ている。 「…ったく…こっちは忙しいってのに、何の用なのサ?」 「なーんかおまえらが勇者勇者と言われてるのが気になって、様子見してたんだよ。おまえら、本当に強いのか?そんな感じはしないんだけど。」 「何だ、そういうことか。無視して、さっさと我々が倒すべき敵を倒しに行くぞ。」 メタナイトは興味もなさそうに顔を背ける。 「何だと!?コレでもくらえ!」 グリルはどこからともなく星の絵がかかれたブロックを出し、メタナイトに飛ばした。 ズバッ メタナイトは振り向きもせず、感覚だけで見事に星のブロックを真っ二つにした。 「何ぃ!?このっ…」 「あまり人を侮るな。」 「ちょっとあたいたちのことを甘く見すぎているようね。」 「ボクたちだって何で選ばれたのかは知らないけど、勇者をバカにするのはまだまだ早いのサ!」 「なるほど…その通りだね。仕方ない、ボクちんも全力を出して、ためしてあげるよ!」 「だからワタシたちは忙しいってのに、何でそうなるのねぇ!?」 「まあ、戦って損はないか。経験にもなるし。」 来太たちは向き合った。 "^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^ 「偶然、こんなことになるなんてね…」 「何かあったんですか?」 「ナイトメアの手先でもなんでもない、『単に戦いたい』って者と戦うことになるなんて…」 「たまにあることでしょう。」 幻想郷に向かい、異空間ロードを飛んでいる4人。 ペガサスの言葉を訳する麻疹の話は、こちらの状況と一致している。 流石は神獣といったところか。 「しかし、彼らは仲間も増やして、確実に強くなっていってるみたいね。」 「今やってるこの戦いも、新たな経験値としてレベルを上げていくんだろうなぁ。」 最速はRPGみたいな考え方で言った。 「だといいんだけど…」 「んっ?」 最速の目が変わった。 「どうかしたの?」 黄桃は尋ねる。 「今…ほんの一瞬だけ光が目に映ったんだ。俺たちの進む方に向かって…」 最速は指した。 彼は最速の名に過ぎず、高速で動くものを判断することができる。 ほんのわずかの光を目に、光の行方を察したのだ。 「光…?」 「もしかしたら、僕たちへの道標なのかもしれませんね。」 メタファンが察する。 「ってことは、私たちが何か幻想郷ですべきことがあるのかしら?」 「よし、ちょっと急ごう!皆掴まって。」 「おk!」 黄桃はすかさず最速の右手を掴む。 「えっ…」 その時、メタファンがピクっとなる。 「どうしたの?」 最速が何気ない顔で言うと、 「いや、こんなところで高速移動して大丈夫かなって…」 「大丈夫だよ。この異空間は気体の抵抗が少ないから、体も壊しにくい。寧ろ、地上で使うよりは安全だよ。」 「そう…」 メタファンも最速の左腕を持った。 「勇者たちも、上手く話が進むといいけど…」 麻疹はペガサスにしっかりと乗り、且つ最速の背中を上手く掌で抑えた。 「じゃあ行くぞ!あまり速すぎると流石に危ないから、42.7倍速!」 音も立てず、異空間ロードを突き進んでいく。 "^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^ 「ぎゃあ痛い!ブロックが次々と飛んでくるのねぇ!」 「落ち着け。冷静に対処すればいいのだ。」 魔法使いグリルの飛ばしてくる無数の星のブロックを、メタナイトは難なく斬り払っていく。 「ふ〜ん、やるねぇ。ではこれはどうかな?」 グリルはまたもやブロックを出した。 しかし、さっきまでのように星は描かれていない。 代わりに、生物のようなものが描かれていた。 「何度やっても同じこと…何っ!?」 グリルが指を鳴らすと、ブロックがなんと炎を吹き出してきた! 「くっ…」 メタナイトのマントに火がついたが、すぐに払い消した。 「あれ、よく見たらこのブロックに描かれてるのって…」 キービィが見た。 「橙色のハムスター、紫色のフクロウ、青色のマンボウ…」 「気付くのが早いね、黄色ボール。そう、これはピンクボールがかつて共に旅していた仲間たちのブロック。本物と同じ技ができるのさ。さっきの炎は、ハムスターのやつ。」 「へぇー。じゃあ技を出させる前に壊してやるのサ!」 「させるか!」 グリルは指を鳴らした。 するとフクロウのブロックから刃物のように鋭い羽根が飛ばされる。 「この程度でやられると思うななのサ!シューターカッター!」 羽根とカッターが綺麗に相殺。 「魔法使い同士だからか、いい戦いをしてますね。」 岐部は見上げている。 「うふふ〜、綾里もやってみます〜。」 綾里がそう言うと、どこからかグリルのと同じような星のブロックを大量に生成し、グリルにぶつけた。 「いたっ!!」 グリルはふらふらと落ちてくる。 「何で…ボクちんと…同じ魔法を……」 「綾里、こういうこともできるんですよ〜。」 「相手のとおんなじ技を使えるの?ぼくのコピー能力みたい!」 キービィは驚いた。 「一度見たらなんですけどね〜。」 「よ〜し、このまま一気にとどめだ!サンダー…」 ルイージが攻撃を繰り出そうとした時… 「まだまだっ!」 グリルは余裕の表情で指を鳴らすと、マンボウのブロックから電球が放たれた。 ピカッ!! 「まっ…眩しっ……」 辺りが…いや、ファイターたちの視界が一瞬真っ白になった。 そして視界が回復した目の前には… 「げっ!巨大爆弾ブロック!?」 もうすぐ爆発する。 「あっはは!やっぱり話にならなかったみたい?じゃ!」 グリルは笑いながら、空高くから看取るように見ていた。 「マルス!」 「なn…」 界マルスは返事する間もなく、いつの間にかキービィに食われていた。またこういう出番でした。 「ええい、止まりなさいよ!爆弾!パーフェクトフリーズ!」 「いくら冷やそうとしても止まらないよー!」 と笑うグリルの後ろから、王の瞳が翔ぶように跳んできて… 「ジャスティスソ―――――ド!!」 グリルが咄嗟に振り向いた時には、ファルシオンが目の前に突き出ていた。 天を一閃するように飛び出る上方向へのスマッシュ。 しかし、それはグリルの顔に刺す寸前で止められていた。 グリルはあまりにも速いスピードに言葉も出ず、気絶したようにゆらゆらと落ちていった。 動物…もといリック、クー、カインブロックも、巨大な爆弾ブロックも消滅した。 「とどめを刺さなかったのか?」 メタナイトは訊いた。 「うん。ぼくたちが今、本当にやっつけるべき相手じゃないからね。」 マルスキービィは即答。 「ヘ〜イ・・・」 グリルはすぐ目を覚ました。 「ほんとうに、つよいね〜。」 「ボクたちを侮ったらこうなるわけサ。」 「もう、こうさんだよ。」 グリルはすっかりお手上げのようだ。 「まだ、こんなところで降参されてもな。貴様の戦い方は中々のものだった。まだ伸び代はあるぞ。」 メタナイトが慰めるように発言する。 「グリルも一緒に冒険しようよ!勇者として!」 そうマルスキービィが誘った。 「へへ…そうだな!ボクちんも行ってやるよ!ふふん。勘違いしないでね?ボクちんはもっと強くなりたいだけ!おまえらと一緒に行くのは嬉しくないからな!!」 「(これが『つんでれ』ってやつなのねぇ?)」 グリルが 仲間になった!▼ 「そうそう、戦利品は全部おまえらのものだからな。」 「オマエ…コイツにしか使えないことを知ってて言ってるだろ?」 マルクは丸い目でグリルを睨む。 「はは…バレちった。で、おまえはどうするんだ?黄色ボール。」 「いや、いいよ。ぼくはファイターを基本的に使うからね。」 「へー、こだわってるんだね。」 「そういえば、『記憶』ってのに心当たりはない?クリアファイルとか。」 来太が尋ねてみる。 「ボクちんは持ってないけど、何かみんなそれを探してるみたいだね。」 「何で知ってるのね?」 「おまえらがポップスターに来たときからずっとこっそり見てたからね。」 「ストーカーなのサ?」 「違う!」 こうして勇者たちはまた仲間を手に入れて、旅をするのであった…… "^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^ 「幻想郷、到着!」 「やっぱ最速氏は速いねー。役に立つ!」 「ナイトメアの追手が来ないなら、しばらくゆっくりしたいところだけど、どうなることやら…。」 "^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^"^v^ あとがき カービィキャラはやっぱり扱いやすいですね( また仲間増えちゃいました。 【ながれぼしつかい】グリル 一人称:ボクちん 二人称:おまえ、〇〇ちん (出典:カービィのきらきらきっず(SFC)) 銀河を旅する魔法使い。 生意気な性格で、小馬鹿にしたような話し方をする。 箒に乗って空を、いや、宇宙をも飛べる。 星ブロックを作り出し、ぶつけるという物理的な魔法を得意とする。 他の戦い方は小説本編参照。 いやぁほんと遅くなってしまい、ゴメンナサイ… しかも大して話が進んでないという…)) どちらかというと記憶たちの方が進展してますw 疲れたー。頼みました!黄桃s…!
投稿者コメント
だいぶ遅くなって申し訳ございません! 最速カービィです! 酷いタイミングでテスト期間に突入してしまったので、2,3週間空けてしまいました…。 その後猛スピードで書いたので、微妙な内容になってしまいました。異様に長いし。 全部テストのせいだ( ちなみに明後日から夏休みです(
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