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小説「
第一話
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作者名
名無し
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内容
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彼は最弱の戦士だった。 一度も勝利を経験したことが無かった。 そして彼は孤独だった。 信頼できる仲間なんて一人もいなかった。 それでも彼は諦めなかった。 彼は戦い続けた。 たとえ勝てなくても。 たとえ孤独だとしても。 これは、そんな最弱な戦士の一生を辿った物語。 星野カービィの一日は爆音のサイレンで叩き起こされる所から始まる。 最初はいっつも驚いて、若干涙目になりつつ起床していたが、もうこの目覚ましを使って三年。 さすがに慣れた。 それでも、たまに五月蝿すぎると思い、買い換えを検討したことが何度かあったが、寝起きの悪い自分が音量の低い目覚まし時計でちゃんと起きられる自信が無いから買い換えないのである。 的なことを星野が考えているとパンが焼けた。 よし。今日もちゃんと焼けている。 星野は機械が苦手である。 一応、スマホとパソコンを持っているが、初期設定の時点で断念。電気屋の人にやってもらったが、ちょっといじっただけでまた断念。 ここ1年半まったく使っていない。 そんな星野だが電子レンジだけは上手く使える。 毎朝使ってるんだから上手く使えて当然であるが、機械音痴の星野には、一つだけでも上手く扱える機械があるだけでも、大きな自信になるのだ。2年前なんかは、いっつも焦げた食パンを食べていたせいか、腹を壊すなんて日常茶万事だったのだ。 星野はパンを持って椅子に座ると同時にテレビをつける。ちなみに朝はz○p固定である。 ここ半年ぐらいz○pで○ンをやっているが、景品が当たったことはない。 いつもならこの時間帯は天気予報の筈だが今日は違っていた。緊急速報だ。 『繰り返しお伝えします。今朝午前4時23分頃、YOSHI市の鰻重タワーに怪人が出現しました。怪人は人質を3名とっており、タワーの最上階に立て籠っています』 お茶を吹いた。 さっきニュースで言っていたYOSHI市は、紛れもなくここだ。こうしちゃいられない。 彼はパンを口に挟んだまま駆け足で自宅を出た。 どうせ勝てない。 今回も。 でもヒーローの意地に懸けて、 立ち向かうしかない。 だって俺は ヒーローだから。
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