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小説「
春告鳥 〜はるつげどり〜
」を編集します。
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作者名
桜木ハル
タイトル
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内容
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灰色の空から、粉雪がちらちらと休みなく降ってくる。深く積もった雪のおかげで、あたりはしんと静まり返っていた。 ピンクの若者・カービィは、寒さでかじかむ手でドアを開けると、家の外へ出た。 「うわあ…! もうこんなに積もってる」 カービィは白い息を吐きながら呟く。一歩踏み出すと、自分の足が地面に深くめりこんだ。 見渡す限りの銀世界。空を見上げると、相変わらず雪は降りつづけている。どうやら当分の間は止みそうにない。 「寒っ!」 我慢できなくなり、あわてて家にひっこむ。そして暖炉に薪をくべると、急いで火を点けた。 部屋はすぐに暖まった。カービィは椅子に腰掛けると、ほっと一息ついた。 (なんだか眠くなっちゃった…) 大きなあくびを一つすると、カービィは寝息を立て始めた。 寒さを感じて、彼はうっすらと目を開いた。暖炉の火はとうに消えたようで、薪はすっかり灰になっている。窓の外に目をやると、あたりは暗くなっていた。 どれくらい眠ったのだろう? それは彼にも分からなかったが、かなりの時間が経ったことは明らかだった。相変わらず、あたりは静寂に包まれている。まるで全ての生き物が死に絶えたかのようだ。カービィは、そんな奇妙な錯覚を覚えた。 どうせもう夜だろう。カービィは朝まで火が消えないよう薪を多めにくべると、再び火を点けた。そしてベッドに入ると、毛布にくるまって眠りに就いた。 翌朝、カービィは風の唸り声で目を覚ました。カーテンを開くと、どうやら外は猛吹雪らしい――真っ白で何も見えなかった。このままではドアが雪の重みで開かなくなってしまう。カービィは毛糸の帽子とマフラーを身に着けると、急いで外に出た。 その途端、体が風にあおられた。カービィは飛ばされないように足をふんばりながら、家の裏まで進んだ。そして壁に立て掛けてあったスコップを手に取ると、雪かきを始めた。ところが、深い雪と強い風のせいで思うように仕事がはかどらない。ほどなく彼は大きく息をついて座り込んでしまった。 カービィは鉛色の空を仰いだ。しかし、やはり雪の止む気配はない。 「こんなに雪が降った年なんてあったかなあ…」 思わず漏らした独り言も、激しい吹雪の音にかき消された。彼は途方に暮れてしまった。 その時、白一色の景色に、一瞬黒っぽい点が見えた。カービィは目をこすった。だが、どうやら気のせいではないらしい。それはだんだん大きくなると、一羽の鳥の形になった。 カービィは最初、近づいてくるそれを不思議そうに眺めていたが、それが何であるか分かると嬉しそうに駆け寄った。 そう。こんな強風の中を飛べる鳥は一羽しかいない。 「クー! 来てくれたんだね!」 それはカービィの大切な仲間の一人、フクロウのクーだった。彼は強靭な翼の持ち主で、たとえ台風の中だろうとも飛ぶことができる。カービィとは長い付き合いだ。 クーは翼を折りたたむと、カービィと向き合った。 カービィは、クーのふかふかの羽毛に抱き付いた。 「良かったー…クーが来てくれて。まあ入ってよ。お茶でも飲んでいって。ね? いいでしょ?」 「えっ、おい、カービィ――」 クーは何か言おうとしたが、カービィはそれには構わず、無理やり彼を家の中へと押し込んだ。 「えーっと…クーは何しに来たんだっけ?」 カービィは呑気に紅茶をすすりながら尋ねた。クーは、やれやれ…といった感じで首を振った。 「ぼくが心配だから来てくれたの?」 「だから違うって何度も言ってるだろ! 俺は…」 「あっ、クー、これおいしいよ! 食べてごらん」 そう言って、カービィはクッキーを差し出した。仕方なく、クーは言われるがままそのお菓子を受け取って食べた。 「おっ…!」 「ね、おいしいでしょ!」 「おう、なかなかうまいな…じゃなくて! 俺は…」 「分かってるよ、何か用があって来たんでしょ。で? 用って何なの?」 クーは内心、カービィの態度にムカついていたが、それには触れずに大きなため息をついた。そして急に真剣な表情になると、こう切り出した。 「お前の友達のワドルディが、家から出られなくて困ってるぞ! もう何日もずっとこもったきりらしい」 「え!」 カービィは驚いて紅茶をこぼした。 (そういえば、ここのところ毎日雪だったしなあ…雪かきしなかったらそうなるかも…) 「カービィ、助けよう! 俺も手伝うから」 「うん!」 クーは足でカービィをつかむと、勢いよく空へ舞い上がった。 猛吹雪で視界はかなり悪かったが、ワドルディの家はここからそう遠くない。しばらくすると、雪原の中に小さな一軒家が見えてきた。 家の前に降り立つと、カービィは急いで玄関に向かった。建物は半分雪に埋もれており、扉は完全に塞がっていた。二人は中を確認しようと窓を覗いたが、凍りついていて全く様子が分からない。雪を払うと、かすかだが部屋が確認できた。灯りが点いていないようだ。部屋は真っ暗で、ワドルディの姿も見えない。 「ワドルディ! ぼくだよ! カービィだよ! お願い、返事して!」 大声で友の名を呼びながら、カービィは家のドアを叩いた。 すると、窓の中に丸い影が映った。ワドルディだ。彼はいかにもつらそうな表情で、助けに来た二人のほうを見つめていた。 「待ってて、ワドルディ! 今助けるから!」 クーは再び空へ飛んでいった。 しばらくして戻ってきたカービィの頭には、炎が赤々と燃えていた。ファイアの能力で雪をとかすつもりなのだ。カービィは思い切り息を吸い込むと、一気に吐き出した。 真っ赤な炎があたりを照らす。家の周囲を取り巻いていた雪は、水に変わる間もなく、一瞬にして蒸発した。 「ワドルディ!」 扉を開けると、窓辺に彼はいた。彼はカービィたちを見て弱々しい笑みを浮かべたが、明らかに様子がおかしい。カービィは室内に入った。だが、彼はそこで驚いてしまった。なんと、部屋は凍えるような寒さだったのだ。いったい、彼はどれくらい長い間この極寒の部屋で過ごしていたのだろうか? カービィはワドルディのもとに駆け寄ると、その額に軽く手を当てた。熱い。 「大変だ、熱がある! クー、急いで薪を取ってきて!」 「分かった!」 クーが飛び立ったのを確認すると、カービィはワドルディをベッドに寝かせ、毛布を掛けてやった。しばらくして戻ってきたクーから薪を受け取り、カービィは暖炉に火を灯した。 二人の看病の甲斐あって、ワドルディはしだいに元気を取り戻していった。 そして一週間後、ワドルディの風邪は完治した。 この一週間、降る量には違いがあったものの、雪が止む日は一度もなかった。たびたび起こる猛吹雪のため、カービィとクーは家に帰るわけにもいかず、いまだにワドルディの家にいた。 「おかしい…」 カレンダーを見ながら、カービィは呟いた。 「やっぱり変だよ。こんなに雪が止まないなんて…」 「この寒さも異常だよね。いつもならもうとっくに暖かくなり始めているはずなのに…」 ワドルディもうなずきながら言う。窓の外を見ると、相変わらず鉛色をした空から休みなく粉雪が舞い降りているのが目に映った。 少しの量なら楽しい雪も、こんなに降ってしまっては邪魔以外の何ものでもない。ワドルディはうらめしそうに積もった雪をにらみつけた。 「薪だってもうそんなにはたくわえがないし…」 「それよりもぼくは冷蔵庫の中が心配だよ」 カービィが哀れっぽい声を出した。 「まったく…お前は食うことしか頭にないのかよ」 さっきまで黙って二人のやりとりを聞いていたクーが、鋭いつっこみを入れた。 「とにかく、このままじゃ凍えるのを待つだけだ。俺が外を見てくる」 クーは空に向けて勢いよくはばたいた。 見渡す限りの白い世界を、クーは北へ向かって飛んだ。冬は北からやってくる。寒さの原因があるとすれば、きっと北のほうだろう。クーは北の果て、アイスバーグに向かって一直線に飛んだ。 アイスバーグに着いたクーは、思わず声を失った。なんと、全てが凍りついていたのだ。 夏でも雪が残るほど寒い土地であるアイスバーグは、冬は雪と氷に閉ざされている。だが、この原因不明の寒波のせいで、もともと寒いこの土地は雪も凍るほどの極寒の地となってしまったようだった。 上空を飛びながら、クーは誰かいないか捜した。しかし、いくら飛びまわっても、地上には生き物の影どころか気配さえ感じられない。 諦めて引き返そうとしたその時。 ゴオオォォッ! ものすごい吹雪がクーを襲った。必死にはばたくが間に合わない。クーはほとんど何もできずにきりもみ状態になって落下していった。 しばらくして、クーは自分が何か硬いものの上に横たわっていることに気付いた。羽毛を通してひやりと冷たい感触が伝わってくる。起き上がって周囲を見渡すと、そこは床も壁も、天井までもが氷でできた天然の洞窟だった。 (こりゃまずいことになった。出口はどこだ?) クーは飛び立つことができる隙間を探そうと、上を見上げた。天井から光が差し込んではいるが、自分が通れそうなほど大きな隙間は見当たらなかった。 このままでは出られない。クーは助けを求めた。 「おい、誰かいないか?」 返事はない。 「おーい! 誰か!」 今度はもっと大きな声で呼んでみた。しかし、クーの耳に届いたのは周りの氷に反響した自分の声だけだった。 「おーい! 誰か! 誰でもいいから助けてくれ! おーい!」 その時。 ズウウゥンッ! 洞窟の奥から、地響きのような大きな音が聞こえた。 「…? 何だ? 誰かいるのか?」 クーは音のするほうへ飛んでいった。 氷でできた細い通路を、奥へ奥へと進んでいくと、突然目の前が開けた。 そこは、大きな部屋のようになっていた。壁や天井が氷であることには変わりがないが、床のあちこちに食べ散らかした跡があり、何かの動物の巣のようであった。 そのまま目線を部屋の奥に移すと、岩陰に何かが隠れている。 嫌な予感がする。クーは黙ってその場を立ち去ろうとした。 その瞬間、クーは足を滑らせ床に倒れてしまった。 (やばい、気付かれる!) あわてて起き上がったクーの目に、こちらに迫ってくる巨大な影が映った。 「うわああぁ!」 目の前が真っ白になった。 その頃、カービィたちは家の中でお菓子を食べていた。 「ねえ、カービィ」 不安そうな面持ちで、ワドルディは声をかける。 「ん?」 夢中でお菓子を食べていたカービィは、少しだけ顔を上げた。 「変だと思わない?」 「何が?」 「何がって…クーのことだよ、カービィ。帰りが遅すぎると思わない?」 そう言われればそうだ。クーが出発してから、かれこれ三時間は経っている。いくらこの悪天候とはいえ、まだ帰ってこないのはおかしい。 「どうする? カービィ」 「クーを捜しにいこう。たぶん、クーは寒さの原因を見つけにいったんだ。何かあってからじゃ遅いよ! 今すぐ行こう!」 カービィはワープスターを呼んだ。 二人を乗せ、ワープスターは真っすぐ北へ飛んでいった。 しばらくすると、景色がそこらじゅう真っ白になった。 「うわ! 何これ! ひどい吹雪!」 もはやどこが陸なのか空なのか分からない。しかもたびたび強風にあおられ、舵がきかなくなる。カービィは地面にぶつからないようにするのが精一杯だった。 ゴオオォォッ! ふいに発生した猛吹雪が、ワープスターを直撃した。目の前がぐるぐると回り出す。 「うわあああぁぁぁぁ…」 二人を乗せたワープスターは、アイスバーグの大地に向けて真っ逆さまに落下していった。 「いてて…ここはどこだろう?」 風がない。どうやら外ではないようだ。カービィは周りを見渡したが、真っ暗で何も見えない。見上げると、ワープスターがぶつかってできたらしい天井の穴からは夜空が覗いていた。 カービィはワドルディを起こした。 「うーん…あれ? ここはどこ? ぼくたちどのくらい寝てたのかな?」 「分からない。今は夜みたいだね。ワープスターも壊れちゃったみたいだし…今日はここで休もう」 そう言って腰を下ろそうとしたカービィの耳に、何かの音が響いた。 「…?」 「どうしたの、カービィ?」 「あのさ…何か音が聞こえなかった?」 「え? 気付かなかったけど…」 ズウゥン…! 「ほら! また聞こえた!」 「ええー? 気のせいじゃないの?」 ズウウゥンッ! 「ほら! まただ!」 「今のはぼくにも聞こえたよ!」 「何だろう…だんだん近づいてくる。行ってみよう!」 「ええ! やだよ! ちょっと、カービィ! ぼくを置いてかないでー!」 自分を置いて走り出したカービィを追いかけ、ワドルディは奥へと進んでいった。 時々聞こえる地響きのような音の正体は分からなかったが、その音は確実にカービィたちの方向へ向かっているようだった。 やがて、二人は氷の壁に突き当たった。カービィは壁を調べてみたが、かなりの厚さがあるようだ。壊すことなどできそうになかった。 「ここで行き止まりか…」 どうやらこの先に何かあるようだ。音もこの壁の向こうから聞こえてくる。 「ねえ…どう考えても怪しいよ。やっぱり引き返したほうが――」 その瞬間、派手に壁が砕け散った。 ビュウウウゥゥ! 壁がなくなると同時に、カービィたちはものすごい吹雪に襲われた。 「うわあっ!」 何が何だか分からぬまま、カービィとワドルディはふっとんだ。壁に強く打ちつけられ、身動きができない二人の目の前に、巨大な生物が姿を現した。水色をした大きな体、太い手足、背中に並んだ鋭いとげ――。 なんと、それはアイスドラゴンだった。先ほどから聞こえていた地響きのような音は、アイスドラゴンの足音だったのだ。 その巨体とは裏腹に、アイスドラゴンはおだやかでおとなしい性格だ。しかし、いつもその目にたたえられているはずの優しい光は消えていた。 「そんな…アイスドラゴン…」 「カービィ、危ない!」 アイスドラゴンがカービィに迫る! ドガッ! 二人は危機一髪で攻撃をかわした。 その時、カービィの目にクーの姿が映った。クーはアイスドラゴンの後ろに倒れている。 「クー!」 あわてて駆け出すカービィ。そこに隙が生まれた。アイスドラゴンはカービィに思い切り冷気を吹きかけた! 「カービィ!」 ワドルディが叫ぶ。その声を聞き、カービィはとっさに吹雪を吸い込んだ。アイスをコピーし、今度はカービィがアイスドラゴンに向けて冷気を発射! しかし、もともと寒い土地に生息しているアイスドラゴンには全く効いていない。 バシッ! アイスドラゴンの尾に叩かれ、カービィはふっとんだ。アイスドラゴンはなおも攻撃しようと近づいてくる。ところが、氷の床で足が滑って、思うように移動できない。 (もうだめだ!) カービィは目をつぶった。 ズウウゥンッ! 突然響いた音に驚いて目を開けると、アイスドラゴンが倒れていた。カービィは急いでクーのもとへ走った。 「クー! ねえ、クー! 大丈夫?」 「う、うーん…そこにいるのは…カービィ?」 「良かった、無事なんだね?」 「ああ…でも、いったい何が起きたんだ? 俺は気を失ってたみたいだし…」 「ぼくもよく分からないんだけど…クーはあそこにいるアイスドラゴンに襲われたんじゃないのかなぁ」 カービィは近くに横たわっている巨体を指さした。クーは信じられないという顔をした。 「アイスドラゴンが? あいつはそんなに乱暴な奴だったか?」 「そんなはずはないんだけど…でも、さっきぼくも襲われたんだ」 「――ねえ」 黙ってアイスドラゴンの様子を観察していたワドルディが言った。 「なんだかアイスドラゴンの様子が変だと思わない? さっきから苦しそうだよ」 確かに様子がおかしい。倒れたまま低い声を上げている。 「どこか具合が悪いのかな?」 カービィはアイスドラゴンの額に手を当ててみた。 「熱があるみたいだ」 「それでさっきから暴れていたのか…カービィ、ぼくたちで看病してあげよう!」 「うん!」 約一週間後、アイスドラゴンは元気を取り戻した。 そしてさらに数週間後… プププランドはすっかり暖かくなった。あの寒さが嘘のようだ。 草原には若葉が、小川には稚魚が、土の上には冬眠から覚めた小動物たちの姿が見える。桜の木々は春の柔らかい日差しを浴びて一斉に花を咲かせた。 「結局さあ」 カービィが言う。 「あの寒さの原因はなんだったんだろうね」 「さあ…」 隣でワドルディが答える。 「まさかアイスドラゴンが暴れたせいじゃないよねぇ?」 「うーん…」 確かに、カービィたちを捕らえた吹雪はアイスドラゴンが吐き出したものだった。あれだけ大きなドラゴンのことだ。ひとたび暴れれば、天候くらい簡単に変わってしまうのかもしれない。 「それもありえなくはないけど…」 ワドルディがあいまいな言葉を返す。しかし、質問したカービィ本人はすでに寝息を立てていた。 「ちょっと、カービィ! 話しておきながらそれはないんじゃない? …もう! ぼくの身にもなってよ!」 「むにゃむにゃ…もう食べられない…」 ワドルディはあきれ、目線を他へ移した。 ふと近くの木を見る。そこには、枝に止まって澄んだ声で鳴く一羽の鳥がいた。ひばりだ。 ひばりが春を運んでくるという言い伝えを、ワドルディはどこかで聞いた気がした。ある国では、ひばりを『春告鳥』と呼んで大切にしているという。 ワドルディは、視線を再びカービィに戻した。彼は呑気に眠っている。 (カービィがいなかったら、今年の春は来なかったかもしれないな…) ワドルディは思った。春風と共にやってきたこのピンクの若者が、プププランドの春告鳥なのかもしれないと。 〜おしまい〜
投稿者コメント
春を待ちわびるあなたに贈る、 この時期にぴったりの短編物語。 もちろん違う時期に読んでいただいてもいいですよ! では、ごゆっくりお楽しみ下さい。
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