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小説「
それは小さな芽生えの日記
」を編集します。
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作者名
想羅
タイトル
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内容
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それは本当に突然でした。 けど、運命の人かもしれない!…私はそう思ったのです。 だから、今日の日記はその人のことを綴ります。 今日は疲れました。 すごく疲れました。 原因はとある異世界のとある街に放浪していたお子さん。 酷い風邪を引いているようでとても苦しそうでした。 散歩がてらに外に出たら、その子は苦しそうに歩いていて。 とても苦しそう、いや、苦しかった筈です。 命の危険はあったかもしれません。 だから、診てあげることにしました。 仮にも小児科医です。 このぐらいしてあげなきゃ、医者としての名がすたります。 お腹の音も喉の色も見ました。 念のため、カビフルエンザかどうかを確かめることに。 結果は…調べて正解のようでした。 急いで病院につれていき、詳しい病状を診ることに。 しばらくすると結果がでました。 どうやらもうだいぶ危ないところにきているようです。 その子の様子を見に、病室へ入って。 「お医者さん…僕はもう…駄目なの?」 弱々しい声のそれは、入ってきたばかりの私の心にぐさりと刺さりました。 熟練の魔導医師団の皆様はきっとこの子の命を救えるのでしょう。 なりたての私には、その力が無かった。 その男の子は、この日記をかいている今も苦しい戦いをしている筈です。 力不足を、感じました。 病室の外の廊下で、私は落ち込みました。 片手にはカフェオレを持って、悩みました。 そんなとき、あの人に出会ったのです。 「おや、一体どうしましたか?」 帽子についている十字架がとても特徴的な人でした。 その人は落ち込んでいる私に声をかけてくれたのです。 けど、臆病な私は返事をすることもままならなくて。 なんて言おうか、そう迷っているうちにその人は 「何か悩みがあるようでしたら、僕でよければ相談にのりますよ。」 そう言って優しく微笑んでくれました。 だから、素直に打ち明けました。 するとその人は「ははは」と笑ってまた笑顔でこう言ったのです 「誰だって初めはそうです。」 「でもだからといって、そこで止めてしまっては駄目なのです。」 そんなことは、分かってました。 なのに私は悩んで、すごく馬鹿みたい。 だから変われないのかな。 私は思わず 「やっぱり、医者には向いてない…ですかね。」 そう、愚痴をこぼす始末。 するとその人は、また微笑んで 「そんなこと無いと思いますよ。」 「患者の為に、貴女は悩んでいるのでしょう?」 「それだけで、充分ですよ。」 やっぱりまた微笑んで。 「練習していけば、上達します。」 「ゆっくりゆっくり、上達していきましょう?、僕も付き合いますから。」 その言葉や優しすぎて 私にはその言葉が恥ずかしくて 「いつまでたっても、成長することなんて無いかもしれませんよ……?」 魔導医師団の中では一番の落ちこぼれ…その自信がある。 迷惑をかけることは間違いない。 けれどあの人はやっぱり笑って言ったのです。 「それでも、僕は構いませんよ。」…と。 こんな私に、付いてきてくれる そんな私と、歩いてくれる。 それがとっても嬉しくて、気づけば涙が出てたのです。 私は、その人と一緒に魔導医師団として、世界を回ることになりました。 今日はその人…いえ、クロクレさんから学ぶことができました。 そしてこれからも、私は学び続けるのかもしれません。 えへへ、なんだか乙女な気分です。 頭がぽわーんとしています。 向こうもおなじなのかな……?なんて考えたり。 なんていうか、 これだから恋の病って、厄介なのです。
投稿者コメント
この度、ミズクレさんのクロクレさんと付き合うことに( 紅猫さんの魔導医師団というものに所属している二人の出会いの物語です。 勝手に設定を使ってしまい申し訳ないです…
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