☆
はじめにお読み下さい
☆
小説に戻る
☆
最近のコメント・評価
☆
キーワード検索
☆
設定
☆
メインページに戻る
☆
サイトトップに戻る
小説「
カゲロウデイズ
」を編集します。
* 印は必須項目です。
パスワード
*
新規投稿時に入力したパスワードを入力してください。
作者名
めめ
タイトル
*
内容
*
8月15日 夏のど真ん中、暑さはなお続く。 しかし、こんな事はありえるのだろうか。 長い長い、夏休み― クーラーが効き過ぎた部屋、いつもみたいに時計が鳴らない。 案内カビはいつもと少し違う眠りから覚める。 「あぁ…眠いなぁまったく…!?ひょぉぉぉぉおおぉぉお!?」 時間は12時、ちょうど昼間だ。 案内カビは無理矢理眼孔を開き慌てて支度をし始めた。 実は案内カビはとある約束をしていたらしい。新発売の商品の試食会があったのだ。 「くそぅ、新発売の『カレー南蛮君何番』の試食会があると言うのに寝坊をする何て…開催まで後40分か。」 時間を確認して、紙やらペンやらヘッドホンを持ち家から飛び出す。太陽が真上にあって暑い。 「うぇぇ、暑いよぉ…。お、きたきた。ヘィ!ウィリー!!」 タクシー…ならぬ通りかかったウィリーに声かけ上にまたがる。地図をこれでもかと見せて行き先を言う。 「良いですか!?では全速力前進光の速さでお願いしますよ!」 そう言うと早速ウィリーは走り出した。体にGがかかるぐらいの速さで… 一方で暑い中、2人は箱を手に持ち楽しげに歩いていた。 「良かったですねぇ、マスター・ドーナッツの限定ドーナツを人数分買えて。」 「そうウナね〜。早く皆に配って僕も食べたいウナ〜!」 深紅とイカウナは期間限定発売のドーナツを買っていた。 ちなみに全員分買ってあるのはこの2人の善意…と言いたいところだが、じゃんけんで負けたと言う方が正しい。 少しばかりか、2人の間に微妙な空気が流れる。 しばらくして、イカウナは夏に良く聞く例の言葉を言う。 「暑いウナ…。」 mee toです、イカウナさん。 心の中でそう思ったが口には出さなかった。 確かに暑い。 今は何時だろうか、おそらく12時を過ぎているのは分かる。しかしなぁ、こんなに暑くなるとは思っても無かった。今月最高の猛暑日だろう。 色々考えていたらお腹が空いてくる、ドーナツの甘い香りが食欲をそそる。 「う、美味そうウナ…。自分の分だけ先に食べちゃ駄目ウナかね。」 「駄目ですよ、食べたらもっとお腹が空くのでね。」 「ウ…ウナ…我慢我慢…!」 我慢我慢と言っときながら既に箱を開けてじっとドーナツをガン視していた。 よだれが落ちそうだ、すかさず深紅は声をかけようとする。 すると、突然イカウナが立ち上がり目をキラキラ輝かせ、こちらに突進してくる。 「な…何ですかイカウナさん?うわっ…。」 自分に衝突してくるのかと思い、少し身構える。だがイカウナはそれを無視して、深紅の後ろに走って行く。 振り向くと、少し遠くに黒色をした猫がいた。おそらくそれが目当てなんだろう。 「可愛い猫だウナ〜!」 ―まったく本当に自由人だなぁ… 走るイカウナを横目に置きっぱなしの箱を片手で持ち、歩きながらその姿を追う。 (な…何て凄いスピード何だ。体が追い付けない…) 一方で案内カビ、ウィリーは全速力前進光の速さで走ってるから目の前のイカウナにきずかない。 「あ…あの…少しスピードを下げ…」 言いかけた時だった、ようやくイカウナの存在に気がついたのだ。 「!!」 だが、それはもう遅かった。 ウィリーは全速力前進光の速さで衝突。 そしてイカウナは血…いや、黒い液体を撒き散らしながら宙を一瞬舞う。 深紅はと言うと、ただただその光景を見ることしか出来なかった。 どさりと地面に叩きつけられたイカウナからは、黒い液体が辺りに広がっていく。 ウィリーを止められない案内カビはどんどん遠ざかってしまう。 「…イカウナさん?イカウナさん!?」 正気に戻った深紅は、液体を触る。それは妙に生暖かく、イカウナの口辺りから激しく吹き出ている。 ―墨!? 彼はどうなってしまったのだろうか。イカならではの特徴なのだろうか、それとも… 焦る気持ちでいると、目の前にゆらゆらと黒い物体がうごめいていた。 陽炎、カゲロウが笑ってるような気がした。 『嘘じゃないぞ』って。 8月14日12時 時計は激しく鳴り響く。がばりと勢いよく起きて、脳が動いてない状態で辺りを見回す。 自分のベッド、テーブル、ヌイグルミ、猫… 普段の景色が当たり前の様にある。 「夢…か…。」 深紅は安心したかの様に、目元が重くなる。 それにしても酷い夢だ、イカウナさんがイカ墨を吐くだなんて。 少し目覚めが悪そうにベッドから降りて、ほびぃランドの広場に行く。 「お、きたきた。深紅さんジャンケン大会始まりますよ〜」 ルナの言葉に少しばかり驚く。 ジャンケン大会?A〇Bの選挙的にな何かか? 「あの…何のジャンケン大会ですか?」 「マスター・ドーナッツが数量限定のドーナッツ出すらしくて、皆で行くとあれだから2人選抜して行こうってことらしいですよ。」 ロウがそう言うと、またブランコの上に立っている彼が声をかける。 「お集まりウナね皆さん?それでは適当にペアを組んでジャンケンしてウナ〜!!」 めんどくさいな…そう思いながら近くにいるめめとペアを組む。 案の定、ハルと雪白ともやったが負けて選抜メンバーになってしまった。 深紅が負けてしまった理由…それはいずれも3人、高速ジャンケンを仕掛けて来たからだ。 相手の隙をついてジャンケン、突然の開始に誰もがグーを出してしまうだろう。 「くっ、やられた…。」 悔しがる暇もなく、主催者なのに負けてしまったイカウナとドーナッツを買いに行った。 12時25分 ドーナッツの箱を片手に2人は楽しげに歩いていた。 「良かったですねぇ、マスター・ドーナッツの限定ドーナツを人数分買えて。」 「そうウナね〜。早く皆に配って僕も食べたいウナ〜!」 こんな話をしながら2人は歩いていき、しばらくして沈黙が生まれる。 そしてイカウナは夏に良く聞く例の言葉を言う。 「暑いウナ…。」 me tooです、イカウナさん。 確かに暑い。 今は何時だろうか、12時を過ぎてるのはわかる。しかしなぁ、こんなに暑い日にな… 「!?」 突然の頭痛と共に、昨日見た夢を思い出した。 ―こんな会話をして、イカウナさんが猫を…黒猫だ、黒猫を見つけて追いかけてそれで墨が… 「ど、どうかしたウナか!?」 「あ…大丈夫ですこれぐらい。それよりイカウナさん、実は昨日夢の中で…」 あなたがウィリーに引かれる夢を見ました、危ないのでここから逃げましょう。 …こんな話を信じてくれるのか? そう思うと少し言いずらくなる。しかしイカウナを見ると、どんな夢を見たのかワクワクしてるようにも見えた。 「何の夢を見たんだウナ!?」 「えーっと…あ、あなたがイカ墨を辺りにぶちまけている夢を見たのですが、本当に出来るのかなーって。」 「イカ墨?出来るウナよ!でもやり過ぎると貧血なるから普段はやらないウナ…」 「そ、そうですか…」 再び沈黙が生まれてしまう。酷い夢の話をするよりも、こっちの話をする方がまだましなのだろうか。自分でも良く解らない。 「あー、暑い。」 広場にいるのがつまんなくなったのだろうか。めめは1人、燃え盛るような地面を歩き続ける。 「お腹空いたなぁ、ドーナッツはまだなのかな…」 独り言をポツポツと言ってると、目の前に黒い物体があるのに気がついた。 そして言葉よりも行動が先になり、発狂しながらそれを電光石火のごとく追いかけて行った。 「ね…ねこ、ぬこねこぬこ猫だぁあぁあぁああぁああぁぁぁぁ!!」 もはや回りなど見えていない、彼女は黒猫を追いかけるだけだった― 恐らく、彼はドーナツをガン視してその後猫を見つけて追いかける、そして衝突… 予想は的中、これが正夢と言うやつだろうか。イカウナは猫を見つけて追いかけている。 「イカウナさんを助けなきゃ…って事で案内カビさん、すみません…」 深紅は零下(弓矢)を強く弾き、ウィリーのタイヤに向かって打つ。 見事的中。タイヤから空気が抜けて、方向転換せざるを得ない。 「あわわわ?何だ何だ!?」 案内カビとウィリーは驚きながらも林の中へと消えてしまった。 「やった…これでイカウナさんがイカ墨を吐かずに済む。イカウナさん、良かったで…」 猫を抱き抱えていたのは、イカウナではない。ボウシとメガネを身にまとった人だった。 イカウナはと言うと、少し離れた距離でイカ墨をぶちまけ倒れていた。 「何で…めめさんがこんなところに。」 聞く暇もなく、突然視界が暗くなる。熱中症になってしまったのだろうか。はたりと座り込み、辺りを見る。 まただ、カゲロウがゆらゆらと遊意義に動いている。 イカウナをもう一度みる、彼は笑ってる。 何故、何故彼は笑うのだろう。 カゲロウは何と言ったのだろう、考えるほどだろうか。 恐らくカゲロウはこう言った。 『夢じゃないぞ』 8月14日12時30分 この日をもう何回繰り返すだろうか。 何十回、何百回…何十年。 彼女はこのイカ墨の連鎖から抜け出すことが出来ないのだろうか。 いや、もう手段は決まっていた。 だが、いつもそうしようと思っていたけど足が動かない。 ―怖い それだけが頭から離れない、自分に負けている気がした。 彼を助ける。ただそれだけなのに… 「…っ!」 深紅は両手でドーナツの箱を持ち、イカウナを追いかける。 もちろんのこと、イカウナはウィリーの存在に気がつかない。 「イィィカァァウゥゥゥナァァァァさぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」 イカウナを横に突き飛ばし、先頭に出る。 12時30分に確実に誰かが何かに衝突する。 それは変えられない運命、結末なのだ。 だったらあたしが― 飛び込もうとした瞬間、足が何かにぶつかって倒れてしまう。 ドーナッツの箱が投げ出される。 「石!?」 手ごろな石が深紅の足に当たってしまった。 「しまっ…ドーナツが!!」 見た瞬間、顔に白くフワフワした物体が顔に向かって放たれる。 何十年と嗅いだことのある臭い。 …甘い。ドーナツの生クリームだ。 目の前を見ると、ウィリーに潰されてぐちゃぐちゃになったマスター・ドーナッツの箱がそこにある。 「あーあ、これじゃぁ食べれないウナね…それより、突き飛ばしてくれてありがとうウナね。おかげでイカ墨を吐かなくて済んだウナ〜!」 彼は愛らしく笑う。 しかし、深紅は悔しそうに地面の草を握りしめる。 このドーナツ達が犠牲になったのか!? ドーナツに先を越されるなんて…! 「うっ…」 「どうしたウナか?」 「ちくしょぉぉおおぉぉおぉおおぉぉぉぉ!」 こうして、彼女の長い長い夏休みは幕をとじたのである― 8月14日12時 彼はベッドの上からがばりと起きて、しばらく沈黙に浸る。 「また、ドーナツが食べれなかったウナ…。」 彼はそう言うと、ジャンケン大会を始めるために暑い暑い外に出ていったのだ― ――――――――――― 後書きなのでぃす☆ いやぁ、曲を小説風にするのって大変ですね…。 最近?発売されたカゲロウデイズの小説とかってどうなってるのでしょうね( 今度買って見ようと思います(笑) さてはて、今回オリカビさんとか分身さんを全く出せませんでした。申し訳ございません…。 なので、夏が終わってしまう前にもう一作品書く予定です。 内容は…まぁまだ決めてません(ぇ ちなみに提供して下さったネタですが、季節外れになってしまったので来年だそうと思います。提供して下さった方、ありがとうございました! ではでは、何か意見等があるかたはPメッセに送っていただくとありがたいです← あ、あと出演者もネタも大募集です! 私と交流したこと無い人でも、どうぞ来て下さいな!(^ω^) (提供してくれる人は同じくPメッセで下さい) それでは、残り半分の夏を楽しく過ごしてくださ〜いノシ
投稿者コメント
パスワード忘れたので新しく投稿し直しデース(ぇ 3ヶ月ぶりの投稿です( 今回は紅猫さんがカゲロウデイズが好きだとのことなので紅猫さんが中心となっております。ありがとうございました!! ちなみに、カゲロウデイズを知らない方は先に曲を聴くことをおすすめします( あと、原曲とは少し内容が違うので観覧のほど注意してください・・・(ギャグっぽくなってます)
この小説を削除する
(削除する場合のみチェックを入れてください)
※シリーズの第1話を削除するとそのシリーズ自体が削除されてしまうのでご注意ください。
(c) 2010, CGI Script by
Karakara